目次
はじめに
この記事では、犬の健康と安全を第一に考えた手作りおやつをやさしく紹介します。毎日のごほうびや特別な日のデザートとして、犬と一緒に楽しめるレシピをわかりやすくまとめました。
この記事の目的
- 犬も家族も安心して食べられるレシピを知ってほしいです。
- 市販おやつを使った簡単アレンジや、家族と共有できるおやつも提案します。
誰に向けた記事か
- 初めて手作りおやつを作る方
- 愛犬の食事に気をつかっている方
- 家族で一緒に楽しめるおやつを探している方
ここで大切にすること
- 食材の安全性を最優先にします。犬に禁忌の食材や、与え方の注意点を必ず解説します。
- 調理は簡単で、日常に取り入れやすい方法を中心にします。
- 保存や分量、アレルギーのチェックなど、実践で役立つポイントも丁寧にお伝えします。
この章では、全体の構成と記事の使い方を示しました。次の章からは、実際に作れるレシピやアレンジ、プロのコツまで順にご紹介します。ぜひ気軽に読み進めてくださいね。
犬と一緒に楽しめる手作りおやつレシピ3選
はじめに（必ず守ること）
犬や猫にNGな食材（ネギ類、チョコレート、カフェイン、アルコール、アボカド、ナッツ、ぶどう・レーズン、じゃがいもの芽、香辛料など）は絶対に使わないでください。与える前は量やアレルギーに注意し、初めての材料は少量から試してください。
1. ささみチップス（焼き）
材料（約10枚）: ささみ100g
作り方: ささみの筋を取り、薄くそぎ切りにします。オーブンを120℃に温め、天板に並べて40〜50分乾燥させます。カリッとしたら冷まして完成。
保存: 冷蔵3日、冷凍1か月
ポイント: 塩や調味料は不要。低温でじっくり焼くと香ばしくなります。
2. かぼちゃヨーグルト（冷やしおやつ）
材料（小分け4人分）: 蒸しかぼちゃ100g、プレーンヨーグルト大さじ2（無糖）
作り方: かぼちゃを蒸して熱いうちに潰し、ヨーグルトと混ぜます。冷ましてから小分けにして与えます。
保存: 冷蔵2〜3日、冷凍1か月
ポイント: 乳製品に敏感な子はヨーグルトを控え、まず少量から試してください。
3. りんごとオートミールのクッキー
材料（約12枚）: りんご（皮と種を除く）1/2個、オートミール80g、卵1個
作り方: りんごをすりおろしてオートミールと卵を混ぜ、スプーンで天板に落とします。180℃で15〜20分焼き、冷ましてから与えます。
保存: 密閉で冷蔵3日、冷凍1か月
ポイント: りんごの皮や種は必ず取り除くこと。砂糖は不要です。
与えた後は様子を観察し、吐き気や下痢があれば獣医に相談してください。
フルーツプリンの作り方
材料（2〜3個分目安）
- お好きなフルーツ（梨など）20g
- 犬・猫用の牛乳（または薄めた無調整豆乳）100g
- 粉ゼラチン4g
- ビーツパウダー 少量（色付け、無くても可）
下ごしらえ
- フルーツは皮や種を取り除き、すりおろすか細かく刻む。猫には桃は与えないでください。
- ゼラチンはパッケージの指示に従い、少量の水でふやかしておく。
作り方
- 鍋に牛乳を入れて弱めの中火で温め、沸騰直前で火を止める。
- すりおろしたフルーツを加え、混ぜる。
- ふやかしたゼラチンを加え、完全に溶かす。
- お好みでビーツパウダーを少量入れて色を調える。
- 容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。
ポイント
- 牛乳は高温にしすぎないこと。栄養が変わる恐れがあるため沸騰は避けます。
- 固さはゼラチン量で調整できます。柔らかめが好みなら少し減らしてください。
保存と与え方
- 冷蔵で2〜3日以内に与えてください。与える量は体重や普段の食事量に合わせて調整します。
注意点
- 人用の食品はすべて安全とは限りません。砂糖や香料の入った果物は避けてください。
市販おやつを使ったパフェ風アレンジ
はじめに
市販の犬用おやつを使って、見た目も可愛いパフェ風にアレンジします。特別な日やバレンタインにぴったりです。材料は小分けにして使うので、少量の犬にも安心です。
材料（小さめ1個分）
- ボーロ 10g
- フリーズドライいちご 2g（粉状にする）
- 無糖水切りヨーグルト 10g
- 生のいちご 1/2粒（ハート型にカット）
- ブルーベリー 2粒
- りんごやキウイ 少量（お好みで）
- ミントの葉 1枚（飾り用、お好みで）
作り方
- いちごを薄く切り、型や小さな包丁でハート形にします。種は取り除きます。
- フリーズドライいちごを細かく砕いて粉にします。ボーロは砕いてもそのままでも使えます。
- 器にボーロ→フリーズドライいちご→水切りヨーグルトの順で層を作ります。高さが出るように少しずつ重ねます。
- 上にハートいちご・ブルーベリー・薄切りのりんごやキウイを飾り、最後にミントを添えます。冷蔵庫で少し冷やすと見栄えが良くなります。
アレンジとコツ
- 小型犬は量をさらに減らしてください。骨や種のある果物は避けるか取り除きます。
- ヨーグルトは無糖のものを使い、犬に初めて与える場合は少量で様子を見ます。
- 見た目をきれいにしたいときは透明の小さなカップを使うと層が映えます。
注意点
- チョコレートやキシリトールが入った製品は絶対に使わないでください。
- 与えすぎに注意し、普段と違う食後は体調をよく観察してください。
バナナマフィン（家族みんなで食べられる）
材料（直径4cmマフィン型約6個分）
- 米粉 70g
- プレーンヨーグルト 80g
- ココナッツオイルまたは太白ごま油 大さじ3
- ベーキングパウダー 2g
- バナナ 1本（よく熟したもの）
作り方
- オーブンを180℃に予熱します。
- 米粉とベーキングパウダーをボウルで合わせます。
- 別のボウルにヨーグルト、油、細かく切ったバナナを入れてよく混ぜます。バナナはフォークでつぶすと混ざりやすいです。
- 粉類を加えてゴムべらでさっくり混ぜ、粉っぽさがなくなればOKです。混ぜすぎると固くなるので注意してください。
- 生地を型に流し入れ、180℃で約20分焼きます。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がりです。
ポイント
- バナナは熟しているほど甘みが出ます。砂糖や塩は加えないでください。キシリトールなど犬に有害な甘味料は絶対に使わないでください。
- オイルは風味の好みで選べます。ココナッツの香りが気になる場合は太白ごま油がおすすめです。
保存と与え方
- 冷めたらラップで包み、冷蔵で2〜3日保存できます。小分けにして少量ずつ与えると与えすぎを防げます。
簡単！さつまいもボールの作り方
さつまいもを使ったシンプルで人気のおやつです。ほくほくして甘みがあり、丸めるだけで完成します。お薬を包むのにも便利です。
材料（約10〜12個分）
- さつまいも：100g
- 無塩バター：小さじ1（なくても可）
- 犬用ミルクまたはぬるま湯：小さじ1〜2（固さ調整用）
作り方
- さつまいもをよく洗い、皮は好みに応じてむくか残す。小さめに切る。
- 蒸すか電子レンジでやわらかくする（目安：600Wで4〜5分）。竹串がスッと通ればOKです。
- 熱いうちにフォークでつぶし、無塩バターとミルクを加えて混ぜる。水分は少しずつ足して固さを調整します。
- 手をぬらして小さく丸める。お薬を包む場合は薄く平らにのばして中央に薬を置き、包んで丸めます。
コツと注意点
- 甘味を足す砂糖や塩は不要です。犬に有害な材料（チョコ、ぶどう、キシリトールなど）は絶対に加えないでください。
- 粘りが出たら少量ずつ水分を足して仕上げます。
保存方法
完全に冷ましてから密閉容器で冷蔵し2〜3日、冷凍なら2週間ほど保存できます。与える際は人肌程度に戻してからどうぞ。
犬用おやつ・ケーキのプロレシピ集
はじめに
犬の手作りご飯専門サイトで紹介されるプロのレシピを厳選しました。お菓子・ケーキカテゴリは素材や調理法が多彩で、愛犬の好みに合わせて選べます。
レシピの特徴
- 低脂肪・低糖で犬の栄養バランスを意識しています。
- 焼き菓子、冷やしムース、ミニカップなど食感のバリエーションがあります。
代表的なプロレシピ（ポイント）
- さつまいもと鶏ささみのケーキ：砂糖不使用、さつまいもで自然な甘み。
- ヨーグルトとブルーベリーのムース風：冷やして固めるタイプで夏向き。
- にんじんと林檎のミニカップ：小分けできて家族と分けやすい。
- オートミールとパンプキンのクッキータルト：噛みごたえがあり歯の健康にも配慮。
プロのコツ
- 小麦粉の代わりに米粉やオートミールで消化を助けます。
- 卵やバナナでつなぎ、油は控えめに。焼き時間は短めに様子を見てください。
- トッピングは無塩チーズやペースト状の果物を少量にします。
保存と仕上げ
- プレーンヨーグルトを水切りして作るクリームは安全で扱いやすいです。
- 冷蔵は2〜3日、冷凍は1か月目安。解凍は冷蔵庫でゆっくり行ってください。
レシピ選びの注意点
- 体重管理やアレルギーの有無を優先して選んでください。持病がある場合は獣医に相談しましょう。
注意点とポイント
絶対に避ける食材
犬にとって有害な食材は必ず避けてください。ネギ類（ねぎ・たまねぎ・にらなど）、チョコレート、カフェインを含む飲み物、アルコール、アボカド、ナッツ類、ぶどう・レーズンなどは中毒を引き起こすことがあります。与えてしまった場合は速やかに獣医師へ連絡してください。
新しい食材の与え方
初めての食材は少量から試してください。24〜48時間ほど様子を見て、嘔吐・下痢・かゆみ・元気消失などの異変がないか確認します。兆候が出たらすぐに摂取を止め、獣医師に相談します。
カロリーと量の管理
おやつは主食の補助やごほうびとして考え、1日の総カロリーの目安は5〜10%以内に抑えると良いです。肥満傾向や持病がある場合は獣医師と相談して量を調整してください。
衛生と保存のポイント
手作りは新鮮な材料を使い、加熱が必要なものは十分に火を通します。保存は冷蔵または冷凍にし、カビや変色がないか確認してください。調理前後は手を洗い、調理器具も清潔に保ちます。
市販おやつの選び方
成分表を確認し、添加物や糖分の多いものは避けましょう。年齢や体格に合った硬さ・大きさを選び、与えすぎないようにします。
緊急時の対応
誤食や急な体調変化があれば、かかりつけの獣医師または動物救急にすぐ連絡してください。食べた物の種類や量、与えた時間を伝えると診断がスムーズになります。