目次
はじめに
デビフ（d.b.f）は、国産の食品用生肉を使った商品が多く、犬の食事にこだわる飼い主に人気のブランドです。本記事では、ブランドの概要、安全性、ラインナップ、代表的な商品の特徴や成分、シリーズごとの違い、選び方のポイント、口コミ評価までをわかりやすく解説します。
第一章では本記事の目的と読み方をお伝えします。後続の章で具体的な商品説明や成分解説を行い、最後に用途や犬の年齢・体質に合わせた選び方を提案します。総合栄養食とトッピング用の違い、グレインフリーやシニア向けなど、多様なシリーズも順に紹介します。
本記事は、初めてデビフに触れる方にも読みやすいよう、専門用語は最小限にし、具体例を交えて丁寧に説明します。おいしさだけでなく、安全性や栄養バランスを重視した選び方を知りたい方に向けた内容です。
デビフ（d.b.f）ドッグフードとは？ブランド概要
ブランドの成り立ちと拠点
デビフ（d.b.f）はデビフペット株式会社が手がける国産ペットフードブランドです。新潟の自社工場で、食品用に扱われるお肉を原料にして製造しています。食材の鮮度と安全性を大切にしている点が特徴です。
原材料と品質管理
主に国産原料を採用し、やむを得ない場合のみ外国産を使います。生鶏肉など食品用の素材を使うため、食べやすさや嗜好性に配慮しています。自社工場で衛生管理を徹底しており、製造ラインの管理や検査を行っています。
製品の特徴と形態
缶詰、パウチ、セミモイスト、ウェットなど、やわらかい食感の製品が中心です。噛む力が弱い犬や食いつきの悪い犬にも与えやすく、トッピングやおやつ代わりにも使えます。
こんな犬に向いています
偏食気味の犬、シニア犬、小型犬、歯が弱い犬に特に向きます。まずは少量から試して、愛犬の好みや体調に合わせて選んでください。
デビフドッグフードのラインナップとシリーズ構成
概要
デビフの犬用フードは全16シリーズ、約75種類を展開しています。用途や素材のこだわりで分かれており、目的に合わせて選びやすい構成です。
分類と特徴
- 総合栄養食：主食として必要な栄養バランスを満たします。毎日の食事に向きます。
- 栄養補完食（トッピング）：普段のフードに加えて風味や栄養を補うタイプです。食欲が落ちた時の工夫にも使えます。
- ライフステージ別：幼犬（パピー）〜成犬〜シニア用まで年齢に応じた配合があります。
- 機能性・こだわり別：グレインフリーや特定素材（ささみ、レバーなど）に特化したシリーズも用意しています。
主なシリーズ例
- セミモイスト系（甘みや食べやすさ重視のシリーズ）
- グレインフリー系（穀物不使用でアレルギー対策に向く）
- ライフステージ別パッケージ（パピー用、シニア用など）
- ウェットタイプの総合栄養食やトッピング用のウェット缶
選び方のポイント
- 目的を決める（主食かトッピングか）
- 愛犬の年齢・体重・体調に合わせる
- 原材料表記を確認する（主原料が何かを見る）
- アレルギーや嗜好を考慮する
以上の分類を押さえると、デビフの豊富なラインアップから愛犬に合う商品を見つけやすくなります。
代表的な商品①：セミモイスト「クローバースタイル・素材の旨味」シリーズ
特長
セミモイスト（やわらかめ）の総合栄養食で、食べやすさと嗜好性を重視したシリーズです。主原料に食品用の生鶏肉を用いており、着色料・発色剤は不使用です。柔らかくて香りがよく、食いつきが良いのが特長です。
主な成分と配合
主原料：鶏肉、脱脂大豆粉、コーンスターチ。
添加成分には植物性乳酸菌、オリゴ糖、DHA/EPA含有精製魚油、コラーゲンペプチドなどを配合しています。保証成分値は粗たんぱく質19％以上、粗脂肪4％以上、水分40％以下、代謝エネルギーは270kcal/100gです。
期待できる効果
- 消化と腸内環境のサポート：植物性乳酸菌やオリゴ糖で腸内バランスを整えやすくします。
- 皮膚・被毛の健康：DHA/EPAやコラーゲンペプチドが被毛のツヤ維持に寄与します。
- 食いつきの向上：やわらかい食感と鶏肉の香りで食欲を引き出します。
こんな犬に向くか
食欲が落ちがちな犬、シニアで噛む力が弱くなった犬、嗜好性を重視する飼い主さんに向いています。普段のドライフードに混ぜて使うと食いつきを助けます。
与え方のポイント
カロリーはやや高めなので、体重管理中は1日の総摂取量を調整してください。目安価格は約2,175円/kg、1日あたり約302円（例：体重と給餌量により変動）です。食べ過ぎを避けるため、パッケージの給与量表を参考にして調整します。
注意点と保存方法
脱脂大豆粉が含まれるため大豆アレルギーの犬は注意が必要です。開封後は冷蔵庫で保管し、早めに使い切ると鮮度が保てます。噛む力が弱い犬には向きますが、歯石や歯周病がある場合は獣医と相談してください。
代表的な商品②：プリモデビィ グレインフリーシリーズ
概要
プリモデビィのグレインフリーシリーズは、穀物を使わない総合栄養食です。穀物に敏感な犬やアレルギー対策を考える飼い主に向いています。成犬用とシニア用があり、それぞれのライフステージに合わせた栄養設計です。
主な特長
- 穀物不使用で消化に負担をかけにくい
- 国産で品質管理がしっかりしている
- シニア用にはグルコサミン（関節ケア）やタウリン（心臓の健康維持）を配合
成分と栄養
基本の栄養は肉類を中心に組み立てられており、良質なたんぱく質が摂れます。ビタミンやミネラルもバランスよく配合され、日常の食事として必要な栄養を補えます。
対象犬と与え方
成犬用は一般的な活動量の犬に、シニア用は高齢で関節や心機能を気にする犬に適しています。切り替える際は数日〜1週間かけて少しずつ混ぜながら慣らしてください。また体重に合った給餌量を守り、体調変化があれば獣医に相談しましょう。
選び方のポイント
穀物不使用を重視するなら候補になります。成分表で主要な原料や添加物を確認し、愛犬の好みや体調に合わせて選んでください。保存は湿気を避けて封をしっかり閉めると風味が長持ちします。
代表的な商品③：ささみ＆レバーミンチ（総合栄養食ウェット）
商品概要
「デビフペット ささみ＆レバーミンチ」は、缶詰タイプの総合栄養食ウェットフードです。幼犬からシニアまで主食として使え、日々の食事に向いています。
原材料と風味
原材料はほとんどが鶏肉で、レバーは比率がやや低めです。レバー特有の重さは抑えられ、甘みのある香りが特徴です。脂っぽさが少なく、香りで食欲をそそります。
形状と食べやすさ
やわらかなミンチ状で、歯やあごに負担がある犬でも食べやすい作りです。スプーンや手でほぐしやすく、ドライフードにトッピングしてもなじみやすいです。
カロリーと給餌の目安
カロリーは100gあたり約105kcalです。体重や運動量に合わせて量を調整してください。パッケージに記載の給餌量を目安に、小分けして与えると管理しやすいです。
食いつきと評価
香りが良く食いつきの評価が高い商品です。好き嫌いがある犬でも試しやすく、缶を開けたときの香りで食欲を引き出します。
注意点
アレルギーが心配な場合は原材料表示を確認してください。与えた後に体調の変化があれば、すぐに与えるのを止め獣医師に相談してください。