目次
はじめに
「人間がご飯を食べ始めると、愛犬が足元で吠え続けるのはなぜ?」
「吠えるたびに何か食べさせたほうがいいの?」と気になっていませんか。
家族が食卓につくと、犬が近くに来てじっと見つめたり、「ワンワン」と声を出したりすると、落ち着いて食事をするのも難しくなってしまいますよね。
この記事では、犬が人間の食事中に吠える主な理由を整理し、吠えているときの対応や、食卓で落ち着いて過ごしてもらうための方法を順を追って説明していきます。
犬が人間がご飯を食べている時に吠える理由は?
犬が人間の食事中だけ吠える場合は、食べ物をもらいたいという要求吠えが関係している可能性があります。
ここでは、人間の食事中に限って吠える理由と、過去の経験が要求吠えにつながる仕組みについて説明します。
人間の食事中だけ吠えるのは要求吠え?
人間が食事を始めたときだけ吠れ、食べ物をもらうと静かになる場合は、要求吠えの可能性があります。
特に、食卓の近くで飼い主を見ながら吠れる場合は、食べ物を欲しがっていると考えられます。
普段は吠れず食事中に限って吠れるのであれば、食べ物がきっかけになっている可能性が高いでしょう。
食べ物をもらえた経験が要求吠えにつながる
人間の食事中に吠れたあと、食べ物をもらった経験があると、犬は「吠れると食べ物がもらえる」と覚えることがあります。
その経験が繰り返されると、食事が始まるたびに吠れて食べ物を求めるようになる場合があります。
そのため、要求吠えを減らすには、吠れた直後に食べ物を与えないことが大切です。
犬が人間がご飯を食べている時に吠えるときの正しい対処法
人間の食事中に犬が吠えるときは、吠えた直後に食べ物を与えたり、声を掛けたりせず、吠えても要求が通らない状況を作ることが大切です。
ここでは、食べ物を与えない対応から待機場所の作り方、家族でルールを統一する方法まで説明します。
吠えても食べ物を与えない
人間の食事中に犬が吠えても、吠れている間は食べ物を与えないようにしましょう。
吠れた直後に食べ物を与えると、「吠れるともらえる」と覚え、要求吠えを繰り返すことがあります。
食事中は一貫して食べ物を与えず、吠れることで要求が通る状況を作らないことが大切です。
声を掛けたり反応したりしない
食事中に吠れても、「静かにして」「ダメ」と声を掛けたり、犬のほうを見たりするのは控えましょう。
声や視線も犬にとっては飼い主からの反応となり、吠れることで注目してもらえると覚える場合があります。
吠れている間はできるだけ反応せず、落ち着いて対応することが大切です。
食事中は食卓から離れた場所で待たせる
人間が食事をしている間は、犬用ベッドやマットなど、食卓から少し離れた場所で待たせる方法もあります。
食事を始める前に決めた場所へ誘導し、そこで過ごす習慣をつけていきましょう。
食卓との距離を取ることで、食べ物を目の前にして興奮したり要求したりするきっかけを減らせます。
家族全員でルールを統一する
家族の誰かが吠れたときに食べ物を与えると、「吠れればもらえる」という経験につながることがあります。
そのため、食事中は食べ物を与えないなど、家族全員で対応をそろえることが大切です。
毎回同じ対応を続けることで、食事中の要求吠えを少しずつ減らしていきましょう。
犬が人間がご飯を食べている時にやってはいけないこと
人間の食事中に犬が吠えると、早く静かにしてほしくて食べ物を与えたり、かわいそうに感じて要求に応えたりすることがあります。
ここでは、吠えるたびに食べ物を与えることや要求に応えること、家族によって対応を変えることがなぜ避けたい行動なのかを説明します。
吠えるたびに食べ物を与える
犬が吠れるたびに食べ物を与えると、「吠れるともらえる」と覚え、要求吠えが続きやすくなります。
特に、吠れた直後に食べ物を与えることを繰り返すと、吠れる行動と食べ物が結び付きやすくなります。
そのため、食事中に吠れている間は食べ物を与えないようにしましょう。
かわいそうだからと要求に応えてしまう
犬が食事中に吠れ続けると、かわいそうに感じて食べ物を与えたくなることもあるでしょう。
しかし、そこで要求に応えると、「吠れ続ければもらえる」と覚えてしまう可能性があります。
要求吠えを減らすためにも、吠れたあとに食べ物を与える対応は控えることが大切です。
家族によって対応を変える
家族によって対応が異なると、犬は「この人に吠れれば食べ物がもらえる」と覚えることがあります。
一部の家族だけが食べ物を与えていると、その人に向かって要求吠えを続ける可能性もあります。
食事中に吠れたときのルールを家族で決め、全員が同じように対応しましょう。
犬が人間がご飯を食べている時に吠えるのはどれくらいで改善する?
人間の食事中に犬が吠える行動は、対応を変えたからといってすぐに静かになるとは限りません。
ここでは、改善までにかかる期間の目安と、なかなか変化が見られないときに確認したいポイントについて説明します。
改善までにかかる期間の目安
食事中の要求吠えは、対応を統一して数日で減る犬もいれば、数週間かけて少しずつ落ち着く犬もいます。
これまで吠れたあとに食べ物をもらう習慣が続いていた場合は、改善まで時間がかかることもあります。
焦らず同じ対応を続けながら、1週間ごとに吠れる回数や時間が減っているか確認しましょう。
なかなか改善しないときの見直しポイント
同じ対応を続けてもなかなか改善しない場合は、家族の誰かが食べ物を与えたり、吠れたときに声を掛けたりしていないか確認しましょう。
また、食卓の近くにいることで吠れやすくなっている場合は、待機場所を少し離す方法もあります。
家族の対応と食事中の環境を見直し、犬が落ち着いて過ごしやすい状態を整えることが大切です。
こんなときは病気の可能性も考えよう
人間の食事中に吠える行動は要求吠えが原因のこともありますが、食事の時間以外にも吠えるようになった場合や、食欲・元気などに変化がある場合は、単なる要求吠えとは分けて考える必要があります。
ここでは、食事中だけ吠える場合との違いと、動物病院を受診したほうがよいケースについて説明します。
食事中だけ吠える場合との違い
人間の食事中だけ吠れ、食事が終わると落ち着く場合は、食べ物を求める要求吠えの可能性があります。
一方、食事中以外にも突然吠れるようになったり、以前より吠れる回数が増えたりした場合は、要求吠れ以外の原因も考える必要があります。
普段と違う様子がないか、食欲や元気などもあわせて確認しましょう。
動物病院を受診したほうがよいケース
急に吠れ方が変わり、食事中以外にも続いている場合は、体調に変化がないか注意して見てあげましょう。
食欲や元気がない、歩きたがらない、触られるのを嫌がる、落ち着かず歩き回るなどの様子が見られる場合は、痛みや病気が隠れている可能性もあります。
気になる変化が続くときは、早めに動物病院へ相談してください。
まとめ
犬が人間の食事中に吠れる場合は、食べ物を求める要求吠えが関係していることがあります。過去に吠れて食べ物をもらった経験があると、その行動が習慣になっていることも少なくありません。
要求吠えを減らすには、吠れている間は食べ物を与えず、家族みんなで同じ対応を続けることが大切です。
すぐに変化が見られなくても焦らず、食卓から離れた場所で待つ習慣をつけながら、少しずつ落ち着いて過ごせる時間を増やしていきましょう。
ただし、食事中以外にも急に吠れるようになったり、食欲や元気などに変化が見られたりする場合は、体調が関係している可能性もあります。
いつもと様子が違うと感じたときは無理にしつけだけで解決しようとせず、動物病院へ相談してみてください。