目次
はじめに
「犬がご飯を食べないのに吠えるのはなぜ?」
「食べたくないのに要求しているの?それとも体調が悪いの?」と心配になっていませんか。
いつもの時間にご飯を出しても口をつけず、飼い主さんのそばで吠えたり、器を見ても食べようとしなかったりすると、無理に食べさせるべきか、そのまま様子を見てよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、犬がご飯を食べずに吠える主な原因から、要求による吠えと体調不良の見分け方、家庭でできる正しい対処法まで順を追って説明していきます。
犬がご飯を食べずに吠えるときは要求?体調不良?
犬がご飯を食べずに吠えているときは、単に食べ物を要求しているのか、それとも体調不良によって食べられないのかを分けて考える必要があります。
ここでは、要求による行動と体調不良が疑われるサインをそれぞれ確認していきます。
要求による行動なのかを見極めるポイント
ご飯は食べなくても、食べ物を見せたときに吠え、おやつなどをもらうと落ち着く場合は、食べ物を要求している可能性があります。
元気や飲水量が普段どおりで、嘔吐や下痢などがないかも確認しましょう。
吠えるたびに食べ物を与えると、「吠えればもらえる」と覚え、同じ行動を繰り返すことがあります。
体調不良が疑われるサイン
ご飯を食べないだけでなく、元気がない、水を飲まない、嘔吐や下痢があるなどの場合は、体調不良の可能性があります。
特に、食欲低下が続いたり、普段と明らかに様子が違ったりするときは注意が必要です。
要求による吠えと決めつけず、気になる症状があれば動物病院へ相談しましょう。
犬がご飯を食べずに吠える主な原因
犬がご飯を食べずに吠える場合、食べ物をもらえると学習しているケースだけでなく、食事への不満やストレス、体調不良が関係していることもあります。
ここでは、犬がご飯を食べずに吠える主な原因を4つに分けて説明します。
要求が通ると学習している
犬は、吠えたあとにご飯やおやつをもらう経験が続くと、「吠えるともらえる」と覚えることがあります。
食事前に吠れ、食べ物をもらうと落ち着く場合は、要求する行動が習慣になっている可能性があります。
吠えるたびに食べ物を与えないよう、対応をそろえることが大切です。
食事への不満がある
フードの味やにおい、硬さなどが変わると、ご飯を食べずに吠えることがあります。
特に、フードを変更した直後から食べなくなった場合は、食事の変化が関係しているかもしれません。
食べなくなった時期と、食事内容を変えた時期を確認してみましょう。
ストレスや不安を感じている
食事場所や生活リズムの変化、大きな音などによって、犬が落ち着いてご飯を食べられなくなることがあります。
周囲を気にしたり、歩き回ったりしながら吠える場合は、食事環境に不安を感じている可能性があります。
最近、食事をする場所や時間などに変化がなかったか振り返ってみましょう。
体調不良で食べられない
体調不良によって食欲が落ち、ご飯を食べられないこともあります。
元気がない、水を飲まない、嘔吐や下痢があるなど、ほかの症状も見られる場合は注意が必要です。
普段と違う様子が続く場合は、要求による行動と決めつけず、動物病院へ相談しましょう。
原因別|犬がご飯を食べずに吠えるときの正しい対処法
犬がご飯を食べずに吠えるときは、吠える行動だけを止めようとするのではなく、原因に合わせて対応を変えることが大切です。
ここでは、要求・食事への不満・ストレス・体調不良の4つに分けて、それぞれの対処法を説明します。
要求が原因の場合
要求が原因の場合は、吠えている間にご飯やおやつを与えず、静かになってから食事を出しましょう。
吠えた直後に与えると、「吠えるともらえる」と覚えてしまうことがあります。
家族みんなで対応をそろえることも大切です。
食事への不満が原因の場合
食事への不満が考えられる場合は、フードの種類や硬さ、温度などに変化がなかったか確認しましょう。
フードを変えた直後から食べなくなった場合は、愛犬が食べやすい状態か見直してみます。
それでも食べない状態が続くときは、ほかの原因も考えることが大切です。
ストレスが原因の場合
ストレスが考えられる場合は、犬が落ち着いて食べられる環境を整えましょう。
食事場所や時間を変えてから食べなくなった場合は、以前の環境に戻してみるのも一つの方法です。
食事中は大きな音や声かけを控え、できるだけ静かに過ごせるようにします。
体調不良が疑われる場合
体調不良が疑われる場合は、無理に食べさせず、水を飲めているか、嘔吐や下痢がないかなどを確認します。
食欲低下に加えて体調の変化が見られるときは、動物病院へ相談しましょう。
水も飲まない、繰り返し吐く、ぐったりしている場合は、早めの受診が必要です。
犬がご飯を食べずに吠えるときにやってはいけない対応
犬がご飯を食べずに吠えているときは、早く静かにさせたいという気持ちから、吠えるたびにご飯やおやつを与えたり、無理に食べさせたりしてしまうことがあります。
ここでは、犬がご飯を食べずに吠えるときに避けたい対応について説明します。
吠えるたびにご飯やおやつを与える
犬が吠えるたびにご飯やおやつを与えると、「吠えるともらえる」と覚えてしまうことがあります。
その結果、食事のたびに要求して吠れるようになる可能性があります。
吠れている最中は食べ物を与えず、落ち着くのを待ちましょう。
無理に食べさせようとする
ご飯を食べないからといって、口元へ何度も食べ物を近づけたり、無理に口へ入れたりするのは避けましょう。
無理に食べさせようとすると、食事そのものを嫌がるようになることがあります。
自分から食べないときは、まず原因を確認することが大切です。
感情的に叱ったり長時間放置したりする
吠れている犬を大声で叱ると、かえって興奮して吠え続けることがあります。
一方で、長時間そのままにすると、不安やストレスが強まる場合もあります。
大声で叱ったり長く放置したりせず、落ち着いて対応しましょう。
動物病院を受診したほうがよいケース
犬がご飯を食べずに吠えている場合、要求や一時的な気分の変化だけでなく、体調不良が原因になっている可能性もあります。
ここでは、動物病院を受診したほうがよい具体的なケースを説明します。
元気がなく水も飲まない
ご飯を食べないうえに、元気がなく水も飲まない場合は、体調不良が疑われます。
呼びかけへの反応が鈍い、立ち上がろうとしないなど、普段と明らかに様子が違うときは、長く様子を見ず動物病院へ相談しましょう。
嘔吐や下痢などの症状がある
食欲低下に加えて、嘔吐や下痢がある場合は、体調不良が原因の可能性があります。
何度も吐く、下痢を繰り返す、水を飲んでも吐くといった症状が見られるときは、早めに動物病院を受診しましょう。
受診時に症状の回数や始まった時間を伝えられるようにしておくと安心です。
食べない状態や吠える状態が続いている
ご飯を食べない、吠れるといった状態が続き、食事内容や与え方を見直しても改善しない場合は、動物病院へ相談しましょう。
特に、これまで食べていた犬が急に食べなくなった場合は、要求による行動だけとは限りません。
元気や飲水量にも変化があるときは、早めの受診を検討してください。
まとめ
犬がご飯を食べずに吠れるときは、要求だけでなく、食事への不満やストレス、体調不良なども考えられます。
まずは元気や飲水量、嘔吐や下痢の有無など、普段と違う様子がないか確認しましょう。
要求が原因なら、吠れている間は食べ物を与えず、落ち着いてから食事を出します。食事や環境の変化がある場合は、フードや食事場所を見直してみてください。
元気がない、水を飲まないなどの変化がある場合は、無理に様子を見続けず、早めに動物病院へ相談しましょう。