犬用フード・おやつ

子犬の涙やけはフードで改善できる?原因の見分け方と正しい対処の順番

はじめに

「うちの子の涙やけはフードのせいなのかな?」「病院に行ったほうがいいのかな?」と、不安になりますよね。

子犬の涙やけは、まずフードが関係していそうかどうかを落ち着いて見ていきます。お迎えしてからフードを変えた直後に、目元がだんだん赤茶色に変わってきた場合は、いったん今のフードを見直してみましょう。切り替えた時期と、涙やけが目立ち始めた時期が重なっているかを確認するだけでも、次にやることがはっきりします。

一方で、目がぷっくり腫れていたり、黄色っぽい目やにが何日も続いている場合は、フードをあれこれ変えるよりも、先に動物病院で診てもらうほうが安心です。食事の問題として様子を見るのではなく、早めに受診を考えてあげましょう。

このように、まずは「フードを変えたタイミング」と「目の症状の出方」を順番に確認していけば、今なにをするべきかが自然と見えてきます。ここからひとつずつ、具体的に整理していきましょう。

犬の『涙やけ』ってなんで起こるの?

犬の「涙やけ」は、目のまわりの毛が赤茶色に変色する状態を指します。見た目の問題だけでなく、「どうして涙が増えるのか」「なぜ毛に色が残るのか」という原因を分けて考えることが大切です。ここでは、涙やけが起こる仕組みを順番に整理し、どこに原因があるのかを判断できるようにします。

涙の量が増えて毛に残ると色がつく

涙の量が増えて目頭からあふれると、目の下の毛が何度もぬれたままになります。そのまま自然に乾くことを1日に何回もくり返すと、毛の表面に少しずつ色が残っていきます。涙は透明ですが、目の下の毛に数時間ついたまま空気に触れて乾くと、あとから赤茶色に見えるようになります。

これが毎日続き、同じ場所がいつも湿っている状態になると、白や薄い色の毛ほど色の変化がはっきりわかります。涙の量が多いことと、毛に長い時間ついていること、この2つが重なることで色がつきやすくなります。

体に合わない食事で涙が増えることがある

体に合わない食事を続けていると、食べてから30分〜2時間ほどで目のまわりがうるみ、涙が増えることがあります。新しいフードに変えてから1〜2週間のあいだに、目頭がいつも湿っている状態が続くときは、まず食事との関係を考えてみます。

1日2回の食事のあとに毎回目の下がぬれる、朝起きたときにすでに毛がしっとりしている状態が毎日続くなら、そのフードが体に合っていない可能性があります。今の食事を与えているあいだだけ涙が増え、別の内容に変えてから7〜14日で目のぬれ方が少なくなるなら、食事が原因で涙が増えていたと判断できます。

子犬の涙やけはフードで改善できるの?

子犬の涙やけを見て、「フードを変えればきれいになるのかな?」と考える方は多いです。ただし、すべての涙やけが食事で改善するわけではありません。原因が食事にある場合と、目の病気や生まれつきの体質にある場合では、対処の方向がまったく変わります。ここでは、フードで改善できるケースと、フードだけでは難しいケースを分けて整理します。

食事が原因なら改善できる

食事が原因で涙が増えている場合は、フードを見直すことでよくなることがあります。切り替えるときは、いきなり全部を新しいフードに変えません。今のフードに少しずつ混ぜていきます。1日目は新しいフードを全体の25%、3日目は50%、5日目は75%に増やし、7日目に100%へ切り替えます。

変更してから7〜14日ほど様子を見て、これまで1日中ぬれていた目頭が、朝だけ少し湿る程度に落ち着けば、食事が影響していたと考えられます。

反対に、2週間続けても1日2回以上目の下がはっきりぬれる状態が変わらない場合は、フード以外の原因を考えます。食事が原因だった場合は、内容を変えてから2〜4週間ほどでぬれ方が減り、新しく伸びてくる毛には色がつきにくくなっていきます。

目の病気や体質が原因なら改善できない

目の病気や体質が原因で涙が増えている場合は、フードを変えてもよくなりません。目やにが1日に何度も出る、白目が赤くなる、まばたきがいつもより多い状態が3日以上続くときは、食事ではなく目そのものに原因がある可能性があります。

また、生後2〜6か月のころからずっと目頭がぬれている子は、体のつくりによって涙があふれやすいことがあります。この場合、フードを7〜14日かけてゆっくり切り替えても、1日中目の下が湿ったままの状態は変わりません。原因が目の病気や体質にあるときは、食事内容を見直しても涙の量は減らないため、自己判断で続けず、できるだけ早めに動物病院で診てもらいましょう。

子犬の涙やけでまず確認することは?

子犬の涙やけに気づいたら、いきなり高価なケア用品やサプリを試すのではなく、まず生活の中で変わったことがないかを確認します。特に、迎えてからのフードの変更や、体調の変化は涙の量に影響しやすい部分です。ここでは、原因をしぼり込むために最初にチェックしておきたいポイントを順番に整理します。

迎えてからフードを変えていないか

まずは、迎えてからフードを変えていないかを確認してみましょう。家に来てから7日以内に別のフードへ切り替えた場合や、ある日から急に全部を新しいフードに変えた場合は、その時期と涙が増えた日を見比べます。変更してから3〜14日ほどで目頭がいつも湿っている状態になったなら、切り替えが関係している可能性があります。

ブリーダーやペットショップで食べていた銘柄と、今与えている銘柄を並べて見て、粒の種類や主原料が変わっていないかを確認します。迎えてから一度も変えていないのか、それとも何日目に何%ずつ増やしたのかを日付で書き出してみると、状況が整理しやすくなります。

便がゆるい状態が続いていないか

便がゆるい状態が続いていないかを確認してみましょう。形がくずれて地面に広がる、ティッシュでつまむと強く跡が残るような便が2日以上続いている場合は、体が今の食事にうまくなじんでいないことがあります。1日に2回以上その状態が出ているなら、消化に負担がかかっているサインです。

便がゆるくなり始めた日と、涙が増えた日が近いかどうかを、カレンダーで見比べてみます。便が安定していない時期に目頭のぬれも増えているなら、体の調子が影響して涙の量が増えている可能性があります。

子犬の涙やけ対策のフードの気をつけたいポイントは?

子犬の涙やけ対策としてフードを見直す場合は、「どの銘柄か」よりも「原材料の中身」を具体的に確認することが大切です。パッケージのイメージや価格だけで選ぶのではなく、主原料や穀物の割合、添加物の有無を成分表示で判断します。ここでは、涙やけ対策としてチェックしておきたいフードのポイントを順番に整理します。

主原料が動物性たんぱく質であること

主原料が動物性たんぱく質かどうかを原材料表示で確認してみましょう。袋の裏面にある原材料欄は、入っている量が多い順に上から書かれています。いちばん上に「鶏肉」「チキンミール」「ラム肉」など、具体的な肉や魚の名前があるかを見ます。

もし最初に「とうもろこし」「小麦」「米」など穀類が書かれている場合は、主原料は動物性たんぱく質ではありません。購入前に原材料の1行目を読むだけでも、どちらが中心になっているかを判断できます。

小麦やとうもろこしを主原料にしていないこと

小麦やとうもろこしが主原料になっていないかを原材料表示で確認してみましょう。原材料は、入っている量が多い順に上から並んでいます。そのため、1番目に「小麦」「とうもろこし」「コーングルテン」など穀類の名前が書かれていれば、それがいちばん多く使われている原料です。

袋の裏面を見て、いちばん上に何が書いてあるかをゆっくり読み取ります。穀類が先頭に来ていないかを確認するだけでも判断できます。購入前に原材料の1行目を見ることが、主原料を見分ける一番わかりやすい方法です。

人工着色料や合成保存料を使っていないこと

人工着色料や合成保存料が使われていないかを原材料表示で確認してみましょう。袋の裏面にある原材料欄をゆっくり読み、「赤色○号」「黄色○号」「青色○号」といった色番号が書かれていないかを見ます。

あわせて、「BHA」「BHT」「エトキシキン」など保存料の名前が含まれていないかも確認します。原材料は入っている量が多い順に並んでいますが、一覧の中にこれらの名前が1つでもあれば使用されています。購入前に原材料欄を最後まで読み、該当する名称がないことを確かめてから選びましょう。

子犬の涙やけ対策のフードを選ぶときの比べるポイントは?

子犬の涙やけ対策でフードを選ぶときは、「なんとなく良さそう」で決めるのではなく、複数の商品を同じ基準で見比べることが大切です。特に、原材料表示の順番や添加物の有無、そして子犬向けに作られているかどうかは、必ず確認したいポイントです。ここでは、パッケージを手に取ったときに具体的にどこを見て比べるべきかを整理します。

原材料の主成分と配合順

原材料の主成分と配合の順番を袋の裏面で見比べてみましょう。原材料は、入っている量が多い順に上から書かれています。そのため、1番目と2番目に何が書かれているかを確認します。

いちばん上に動物性たんぱく質があるものは、穀物から始まっているものよりも優先して選びやすいです。同じ種類のフード同士で、1行目や2行目に肉や魚の名前が書かれているかを比べ、穀類や副産物が上位に来ていない順番を基準にします。どの原料がどの位置に並んでいるかを丁寧に見比べることが大切です。

人工添加物の有無

人工添加物が入っているかどうかを原材料表示で確認してみましょう。袋の裏面にある原材料欄を読み、「赤色○号」「黄色○号」「BHA」「BHT」「エトキシキン」といった名前が書かれていないかを見ます。

これらの名称が1つでも書かれていれば、そのフードには人工添加物が使われています。反対に、こうした名前が一切入っていないものもあります。同じカテゴリーのフード同士で原材料欄を見比べ、人工添加物が含まれていないかどうかを基準に選びます。購入前に原材料を最後まで読むだけで判断できます。

対象月齢が子犬向けかどうか

対象の月齢が子犬向けかどうかをパッケージで確認してみましょう。袋の表面や裏面に「パピー用」「子犬用」「生後○か月〜○か月」といった表示があるかを読み取ります。

たとえば「生後2か月〜12か月」と書かれていれば、その期間の子犬に向けたフードです。表示が「成犬用」や「シニア用」だけになっているものは、子犬向けではありません。同じ種類のフード同士で、実際に子犬の月齢に合った表示があるかどうかを見比べて選びましょう。

フード変更は少量から段階的に進める

新しいフードへは、7日以上かけてゆっくり切り替えていきましょう。1日目から3日目までは、今のフードを8割、新しいフードを2割にして与えます。4日目から6日目は半分ずつにし、7日目以降に新しいフードをすべてにします。

毎日、うんちをしたあとに便の形を目で確認します。指でそっとつまんだときに形が保てるかどうかも見てください。同時に、朝と夜に目の下の毛を軽く触り、湿り気や色の変化を確認します。もし途中で便が水のように広がる状態になったら、その日の割合で止めて、それ以上は増やさないようにします。

まとめ

子犬の涙やけは、やみくもにフードを変える前に、まず原因を順番に確認することが大切です。最初に見るのは、食事を変えた時期と涙が増えた時期が重なっていないかという点です。フードを切り替えてから3〜14日ほどで目頭が常に湿るようになり、同じ時期に便が2日以上ゆるい状態が続いているなら、食事が関係している可能性があります。

その場合は、7日以上かけてゆっくり切り替え、便の形と目元のぬれ方を毎日確認します。7〜14日様子を見てぬれ方が減れば、食事が影響していたと判断できます。

一方で、白目が赤い状態が3日以上続く、黄色い目やにが何度も出る、まばたきが増えている場合は、食事ではなく目そのものに原因がある可能性があります。そのときはフードを何度も変え続けず、動物病院で診てもらうことを優先します。

食事かどうかを日付と状態で整理し、目の症状が強いかどうかで線を引く。この順番で考えれば、無理に銘柄を変え続けることなく、落ち着いて対応できます。

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