犬用フード・おやつ

オリジンのドッグフード種類と特徴を詳しく紹介

はじめに

本記事の目的

本記事はオリジンドッグフードについて、種類や特徴、原材料、安全性、犬種・年齢ごとの選び方を分かりやすく解説します。日本で流通している代表的なラインナップを紹介し、それぞれがどの犬に向くか比較します。初めてオリジンを検討する方や、今のフードを見直したい方の参考になるよう心がけました。

想定する読者

・子犬や成犬の飼い主でフード選びに悩んでいる方
・プレミアムドッグフードを試したい方
・原材料や栄養バランスの違いを知りたい方

この記事の進め方

次章でオリジンの基本コンセプトを説明し、続けてラインナップの種類と各商品の特徴を丁寧に紹介します。後半では対象年齢ごとの選び方や安全に切り替える方法、注意点も触れます。

短い注意喚起

食事変更は少しずつ行い、アレルギーや体調の変化があれば獣医に相談してください。

オリジンドッグフードとは?特徴と基本コンセプト

基本コンセプト

オリジンはカナダ発のプレミアムドッグフードで、「生物学的に適正(Biologically Appropriate)」を基本にしています。犬が本来自然に近い形で食べてきた、肉中心の食事を現代のドッグフードで再現することを目指しています。

主な特徴

  • 動物性原材料の比率が高い(おおむね約85%)。新鮮な肉や魚、内臓や軟骨も使います。
  • グレインフリー(穀物不使用)設計で、肉中心+野菜・果物で構成される製品が多いです。
  • 高たんぱく・高脂質・低炭水化物の栄養バランスで、少量で必要な栄養を確保できます。

どんな犬に向くか

活動量の多い犬、運動をよくする犬、中型〜大型犬や成長期の子犬に適しています。少ない給餌量でエネルギーを補えるため、体重管理にも役立ちます。

注意点

価格は一般的なフードより高めです。切替は急に行わず、数日〜数週間かけて徐々に移行してください。脂質制限が必要な犬や特定の疾患がある場合は、獣医師に相談してから与えてください。保存はパッケージの指示に従い、品質を保つようにしてください。

オリジンドッグフードは全部で何種類ある?

種類数がばらつく理由

オリジンのドライドッグフードは、紹介する情報によって「6種類」「7種類」「9種類」と表現が分かれます。これは主に次の理由です。
- 過去の旧ラインナップを含めるかどうか
- 一部ショップや輸入代理店が扱う種類の違い
- ドライ以外(ウェットやトリーツ)を含めるかどうか
本記事では、一般的に日本で詳しく紹介されている“9種類”をベースに説明します。

9種類の分け方(概略)

多くの解説では、9種類を次のように分類しています。
- パピー用(子犬)
- パピーラージ(大型犬の子犬)
- 成犬・全年齢用(複数のレシピ)
- シニア用(高齢犬向け)
- 小型犬用(キブルサイズや脂質調整)
この分類は、年齢(子犬〜シニア)・体格(小型〜大型)・レシピ(原材料やタンパク源)の違いで分けられています。

読者へのポイント

種類数の違いに迷ったら、まず「ドライの何を数えているか」を確認してください。旧商品や限定品を除き、日本でよく紹介される9種類を基準に読むと、特徴の比較が分かりやすいです。

オリジンドッグフード「全9種類」のラインナップと特徴

以下では、オリジンドッグフードの代表的な9種類を紹介します。対象年齢や犬種、主原料、特徴を分かりやすくまとめました。

1. オリジン オリジナル

  • 対象:成犬(全年齢に適応することが多い)
  • 主原料:鶏肉、七面鳥、卵などの新鮮な家禽類
  • 特徴:高タンパクで筋肉維持に向く。穀物不使用でアレルギーに配慮したい犬にも向く。

2. オリジン シックスフィッシュ

  • 対象:成犬
  • 主原料:サケ、ニシン、アンチョビなど魚類を中心
  • 特徴:オメガ3脂肪酸が豊富で被毛や皮膚の健康をサポート。魚好きの犬におすすめ。

3. オリジン リージョナルレッド

  • 対象:成犬
  • 主原料:牛、羊、豚などの赤身肉
  • 特徴:鉄分やミネラルが取りやすく、活動量の多い犬に適する濃厚な味わい。

4. オリジン ツンドラ

  • 対象:成犬
  • 主原料:鹿、うさぎ、シカなどの野生肉
  • 特徴:低アレルゲンで変化を好む犬に向く。風味が豊かで嗜好性が高い。

5. オリジン パピー(子犬用)

  • 対象:成長期の子犬
  • 主原料:鶏、七面鳥、魚などバランスよく配合
  • 特徴:成長に必要な高タンパク・高カロリー設計。骨や筋肉の発達をサポート。

6. オリジン パピー ラージ(大型犬用子犬)

  • 対象:大型犬の子犬
  • 主原料:高品質な家禽類と魚
  • 特徴:成長スピードを考慮した栄養バランスで、関節や骨の負担を配慮した設計。

7. オリジン シニア

  • 対象:高齢犬
  • 主原料:消化しやすい肉類と控えめな脂肪
  • 特徴:消化性を重視し、関節ケア成分を含むことが多い。体重管理にも配慮。

8. オリジン フィット&トリム

  • 対象:体重管理が必要な成犬
  • 主原料:高タンパク・低カロリーの肉類
  • 特徴:体重維持を助ける成分配合で、運動量が少ない犬に向く。

9. オリジン シングルプロテイン(限定ライン)

  • 対象:アレルギー対応を重視する犬
  • 主原料:単一の動物性タンパク(例:チキンまたはラム)
  • 特徴:原材料を絞りアレルギーの原因特定をしやすくしている。

各製品は共通して新鮮な動物性原料を多く使い、穀物を抑えたレシピが基本です。犬の年齢や活動量、嗜好、アレルギーの有無を考えて選んでください。

オリジン パピー(子犬用)

概要

オリジン パピーは、成長期の子犬向けに作られたドッグフードです。新鮮な鶏肉や生の七面鳥肉、鶏の内臓(レバー・心臓)などの家禽類を中心に配合し、穀物不使用のグレインフリー設計です。高タンパク・高脂質のレシピで、筋肉と骨格の発育をサポートします。DHAやEPAなどの必須脂肪酸も含まれ、脳や視力の発達にも配慮しています。

主な特徴

  • 原材料の多くが新鮮・生の肉で構成されています。
  • 高タンパク・高脂質で成長エネルギーをしっかり確保します。
  • 穀物不使用でアレルギーの配慮がなされています。
  • 必須脂肪酸が豊富で神経・視覚の発達を支えます。

成分・栄養のポイント

タンパク質は筋肉づくりを助け、脂質は成長期のエネルギー源になります。カルシウムやリンなどのミネラルは骨の発育に不可欠です。DHA/EPAは魚由来の脂で補うことが多く、脳や目の成長に良い影響を与えます。

対象と与え方の目安

  • 対象:小型〜大型の子犬全般(大型犬には専用のパピーラージも検討してください)。
  • 与え方:体重・年齢に合わせて給与量を調整します。離乳直後は回数を多く、成長に合わせ徐々に回数を減らします。

注意点

急に切り替えるとお腹を壊すことがあるため、1〜2週間かけて徐々に切り替えてください。成長の速い子や大型犬は獣医師と相談すると安心です。常に新鮮な飲み水を用意してください。

オリジン パピーラージ(大型犬の子犬用)

製品概要

オリジン パピーラージは、大型犬種の子犬向けに配合を調整したフードです。新鮮鶏肉、生七面鳥肉、鶏の内臓など、パピーと同じ原材料を用いつつ、成長速度や骨格形成に配慮した比率にしています。

主な原材料と特徴

  • 新鮮鶏肉・生七面鳥肉:良質なたんぱく源で筋肉の成長を支えます。
  • 鶏内臓:ビタミンやミネラルが豊富です。
  • その他:消化しやすい成分を重視し、過度なエネルギー摂取を抑えます。

大型犬子犬に合わせた栄養の工夫

大型犬の子犬は成長が早く、関節や骨に負担がかかりやすいです。パピーラージはカロリーをやや抑え、カルシウムとリンのバランスを大型犬向けに最適化しています。これにより、急激な骨の成長を抑え、将来の関節トラブルリスクを減らしやすくします。

給餌のポイントと注意点

  • 体重と体格を定期的に確認し、給餌量を調整してください。
  • 急に切り替えると消化不良になることがあるため、1〜2週間かけて少しずつ移行します。
  • 成長が遅すぎたり早すぎたり感じたら獣医師に相談してください。

こんなときにパピーラージを選ぶ

  • 成犬時の体重が大型(例:30kg以上)になると予想される子犬
  • 骨や関節に配慮したい場合
    標準のパピーと比べて大きな違いは、エネルギーとミネラルの配分です。大型犬の子犬を育てるなら、将来の健康を見据えてパピーラージを検討するとよいでしょう。

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