目次
はじめに
目的
本章では、ロイヤルカナンの犬用フードの給与量がどのように決まるか、また本シリーズで何を学べるかをやさしく説明します。初めてフード表を確認する方にもわかりやすくまとめます。
給与量を決める主な要素
- 体重：もっとも基本になる指標です。体重に応じて一日の必要カロリーが変わります。
- 年齢：子犬、成犬、シニアで必要量が異なります。成長期は多めが必要です。
- 生活活動量：散歩が多い犬や運動する犬は多く必要になります。
- 体格や体調：筋肉質や痩せ気味、病気の有無でも調整します。
フード表とその利点
ロイヤルカナンの給与量表は体重と年齢を軸に作られています。表を使うと適切な目安がすぐにわかります。目安は個体差を補助するためのスタート地点です。
子犬に関する予告
子犬は成長段階ごとに細かいガイドラインがあります。第3章で具体的な給与回数や量の調整方法を丁寧に解説します。
給与量の確認方法
はじめに
ロイヤルカナンの給与量表は、愛犬の体重と年齢を照合して1日の目安量を示します。各製品パッケージに記載があるため、まずはパッケージを確認してください。
確認の手順（簡単4ステップ）
- 愛犬の正確な体重を量る
- 朝排泄後の安定した体重をはかると良いです。家庭用の体重計で十分です。
- 年齢区分を確認する
- 成犬・子犬・高齢犬など、パッケージの年齢区分に合わせます。
- 給与量表で照合する
- 体重の行と年齢の列が交差する数字が1日の目安です。袋にグラム表示がある場合はそのまま使えます。
- 食器と測り方を統一する
- 付属の計量カップやスプーンで毎回同じ量を計ると、与えすぎや不足を防げます。
具体例
- 体重5kg、成犬の場合：給与量表の「5kg」と「成犬」の交点を確認し、1日グラム数を朝夕に分けて与えます。
補足の注意点
- 活動量や避妊去勢の有無、体型（やせ気味／太り気味）で調整してください。高活動な犬は表より多め、太り気味なら少なめにします。
- 新しいフードに切り替える際は、数日かけて徐々に移行してください。
- 不安がある場合は獣医師に相談することをおすすめします。
子犬の給与
成長段階に合わせた給与量
子犬は成長が速く、月齢ごとに必要なエネルギーや栄養が変わります。離乳期（約2〜3か月）は消化力が未熟なので少量ずつ回数を増やし、成長期（3〜12か月）は体重増加に合わせて給与量を徐々に増やします。小型犬と大型犬では成長速度が異なるため、同じ月齢でも必要量は変わります。
ロイヤルカナンのガイドラインの使い方
ロイヤルカナンは、月齢と成犬時の予想体重を基にした給与表やオンライン計算機を提供しています。製品パッケージの給与量表を確認するか、公式サイトで年齢と予想体重を入力して、推奨量を確認してください。あくまで目安なので、体型や活動量に応じて調整します。
具体的な例（参考）
- 小型犬（成犬時5kg前後）の3か月：1日に複数回に分けて少量ずつ与えます。袋の目安に従いつつ、様子を見て調整します。
- 中型〜大型犬（成犬時20kg以上）の4〜6か月：成長が盛んな時期なので、エネルギーを十分に供給しますが、急激な体重増加は避けます。
これらはあくまで参考です。給与量は袋の表か公式ツールで確認し、体重測定と体型（あばらの触れ具合）を目安に調整してください。
注意点と獣医師への相談
体重が増えすぎる・減りすぎる場合や食欲の変化がある場合は獣医師に相談してください。回数は生後6か月頃までは1日3〜4回、その後は2回に移行するのが一般的です。新鮮な水を常に用意し、過度の間食は避けてください。