犬用フード・おやつ

犬のトリーツとは?正しいあげ方・選び方・やめるべきタイミングまで解説

はじめに

「トリーツって、いつあげるものなの?」「おやつとは何が違うの?」と迷っていませんか。

トリーツとは、犬に「おすわり」「まて」などの指示を出し、その行動ができた“その瞬間”に渡す小さなご褒美のことです。ソファでくつろいでいるときに何となくあげる間食とは使い方が違います。しつけや練習の場面で、できたことをその場で伝えるために使うのがトリーツです。

もし、フードを食べないから代わりに与えている、欲しがるたびに渡している、という使い方をしているなら、それはご褒美ではなく間食になっています。反対に、指示を出し、できた直後にひと口サイズを渡しているなら、それはきちんとトリーツとして機能しています。

まずは、「いつ」「どんな場面で」「どのタイミングで」渡しているかを思い出してみてください。食事の代わりにしているのか、それとも行動の直後に渡しているのか。この違いを確認するだけで、自分の使い方がはっきり見えてきます。ここから順番に、具体的な使い方を一つずつ整理していきますね。

トリーツとは?

「トリーツって普通のおやつと何が違うの?」「しつけ用ってどういう意味?」と感じる方も多いかもしれません。なんとなく“ご褒美のおやつ”というイメージはあっても、いつ・どんな場面で使うものなのかまでははっきりしていないこともありますよね。まずは、トリーツの基本的な意味と役割から、順番に整理していきましょう。

トリーツとは犬にあげる「ご褒美のおやつ」のこと

トリーツとは、犬にしつけやトレーニングのときに渡す「小さなご褒美用のおやつ」のことです。たとえば「おすわり」「待て」「ハウス」ができた直後に、指でつまめる大きさのフードや小粒のクッキーを1つ与えます。普段の主食とは別に用意し、1回に与える量は5mm〜1cm程度の小さなサイズにします。長時間かむガムではなく、すぐ飲み込める大きさのものを選びます。目的は空腹を満たすことではなく、「今の行動が正解だ」と犬に伝えることです。そのため、食事代わりには使わず、1日の総量を決めたうえで回数を管理して使います。

トリーツはしつけのときに使う小さなおやつ

トリーツは、犬のしつけやトレーニングのときに使う小さなおやつです。たとえば「おすわり」「ふせ」「待て」ができた直後に、指でつまめる大きさ(5mm〜1cmほど)の粒を1つ与えます。長くかむガムや大きなジャーキーではなく、1〜2秒で食べ終わるサイズを選びます。1回の練習で何度も使うため、1日のフード量から差し引いて総量を調整します。目的はお腹を満たすことではなく、「今の行動が正しい」とその場で伝えるために使います。

トリーツはいつ・どうやってあげるの?

「できたときにあげるって聞くけど、どのタイミング?」「つい何度もあげてしまうけど大丈夫?」と不安になりますよね。トリーツは、あげる“場面”と“量”がずれると、ご褒美としての意味が弱くなってしまいます。まずは、いつ渡すのか、そして1日にどれくらいまでにするのか、この2つを具体的に確認していきましょう。

「おすわり」などができたその場ですぐあげる

「おすわり」「ふせ」「待て」などの指示ができた直後、1〜2秒以内にトリーツを1つ渡します。時間が空くと、犬はどの行動が正解だったのか分からなくなります。たとえば「おすわり」と言って腰が床についた瞬間に、「いいね」と声をかけながら指でつまめる大きさ(5mm〜1cm程度)の粒を口元に差し出します。立ち上がってからではなく、正しい姿勢を保っている間に渡します。1回の練習で5〜10回使う場合は、その分をあらかじめ小皿に出しておき、与えすぎを防ぎます。

1日にあげる回数と量を決めてからあげる

トリーツをあげる前に、1日に使う回数と合計量を先に決めます。たとえば体重5kg前後の小型犬なら、1cm未満の小粒を10〜15個までと上限を決めます。体重10kg前後の中型犬なら、同じ大きさで15〜20個までに抑えます。与える分はあらかじめ小皿に出し、その日使う分だけを用意します。袋からその都度取り出すと回数が増えやすくなります。主食のドッグフードを1日100g与えている場合は、トリーツを使う日はフードを5〜10g減らして総カロリーを調整します。回数と量を決めてから使うことで、体重増加や食べすぎを防げます。

犬のトリーツはどんなおやつを選べばいい?

「どんなおやつを選べばトリーツに向いているの?」「市販のものなら何でもいいの?」と迷いますよね。トリーツは“特別なおやつ”というより、しつけの流れを止めないことが大切になります。大きさや硬さ、そして原材料まで意識して選ぶだけで、使いやすさも安心感も変わってきます。まずは、選ぶときに見ておきたいポイントから順番に確認していきましょう。

小さくてすぐ食べ終わるおやつを選ぶ

トリーツには、直径5mm〜1cmほどで1〜2秒で飲み込める大きさのおやつを選びます。長さ10cmのジャーキーや、3分以上かむガムはしつけには向きません。練習中に何度も使うため、かまずにすぐ食べ終わる粒タイプや、小さくちぎれるやわらかいタイプが適しています。市販品を使う場合は「超小粒」「トレーニング用」と書かれたものを選びます。手作りする場合も、サイコロ状に5mm角程度に切り分けます。大きいおやつは半分や4分の1にカットしてから使います。食べ終わるまでに時間がかかると、次の指示に集中できなくなります。

硬すぎず飲み込みやすいおやつを選ぶ

トリーツには、指で軽く押すと割れる程度のやわらかさのおやつを選びます。石のように硬いビスケットや、力を入れないと折れないジャーキーは避けます。硬すぎると、丸のみできずに長くかみ続けてしまい、のどに詰まる危険があります。体重5kg前後の小型犬なら直径5〜8mmほど、10kg前後の中型犬でも1cm以内の大きさにします。乾燥しすぎているものは水分を含ませるか、やわらかいタイプを選びます。高齢犬や歯が弱い犬には、手で簡単にちぎれる半生タイプを使います。噛むのに時間がかからず、1〜2秒で飲み込めるものを基準にします。

その犬が食べても体調を崩さない原材料を選ぶ

トリーツは、その犬がこれまで食べて体調を崩していない原材料で作られたものを選びます。たとえば、鶏肉で下痢をしたことがある犬には「チキン」「鶏ささみ」と表示された商品は選びません。牛肉でかゆみが出た経験があるなら「ビーフ」「牛由来成分」を避けます。原材料表示を見て、最初に書かれている主原料が何かを確認します。初めて与える食材は、直径5mmほどの小粒を1〜2個だけにし、24時間は便の状態や皮膚の赤みを観察します。香料・着色料・砂糖が入っている商品は選びません。使う原材料はできるだけ1〜3種類に絞り、何を食べたかを記録します。

犬にトリーツをあげないほうがいいとき

「ご褒美だから毎日あげてもいいのかな?」「体重が少し増えてきたけど、このままで大丈夫?」と不安になることもありますよね。トリーツは便利な反面、タイミングを間違えると体重や食事のバランスに影響します。まずは、いったん止めたほうがいいサインが出ていないか、具体的な状態から確認していきましょう。

太ってきている・体重が増えているとき

体重が増えているときは、トリーツをいったん止めます。目安は、1か月で体重が5%以上増えている場合です。たとえば体重5kgの犬なら、250g以上増えていたら注意します。肋骨に軽く触れても骨の感触が分かりにくい、上から見たときに腰のくびれがなくなっている場合も増量のサインです。体重が増えた状態でトリーツを続けると、さらに体脂肪が増えます。まずは体重を週1回同じ時間に量り、主食の量を見直します。トリーツを使う場合は、主食を5〜10%減らして総カロリーを調整します。体重が元に戻るまでは、トレーニングはフードを数粒取り分けて代用します。

ごはんを食べなくなっているとき

主食のドッグフードを残しているときは、トリーツを止めます。たとえば、いつもは1日2回それぞれ50gずつ食べている犬が、30gしか食べない日が続いている場合は要注意です。ごはんを出してから15分以内に食べきらない、半分以上残す状態が2日以上続くなら、先に主食の食べ方を整えます。トリーツを与えると「ごはんを食べなくてもおやつがもらえる」と学習し、さらに主食を食べなくなります。まずは間食をやめ、水は自由に飲める状態にして、決まった時間に主食だけを出します。24時間以上まったく食べない、元気がない、嘔吐や下痢がある場合は、トリーツを使わず動物病院を受診します。

まとめ

トリーツは、犬が「おすわり」「待て」などの指示に正しく応じた瞬間に渡す、直径5mm〜1cmほどの小さなご褒美です。空腹を満たすためではなく、「今の行動が正解」とその場で伝えるために使います。行動から1〜2秒以内に渡せているかが基準になります。

選ぶときは、すぐ飲み込める大きさで、指で割れるやわらかさがあり、その犬がこれまで食べて体調を崩していない原材料であることを確認します。1日に使う回数と合計量を先に決め、あらかじめ小皿に出してから練習に使います。使った分は主食から差し引き、総カロリーを調整します。

体重が1か月で5%以上増えている、肋骨が触れにくくなっている、ごはんを残しているといった変化があるときは、いったんトリーツを止めます。トリーツは「行動の直後に渡す」「量を管理する」「体調が安定しているときだけ使う」という3つを守れば、迷わず安全に続けられます。

-犬用フード・おやつ
-,