目次
はじめに
「犬がご飯を食べたあと、鼻からフードが出てきたけれど大丈夫?」
「食事中にむせたり、鼻水のようにご飯が出たりするのは、何か病気が隠れているの?」と心配になっていませんか。
愛犬がいつもどおり食べていると思っていたのに、食後に鼻を気にしたり、鼻からフードのかけらが出てきたりすると、何をすればよいのか分からなくなりますよね。
この記事では、ご飯が鼻に入る原因や起こりやすい症状、家庭でできる対処法、動物病院へ相談したほうがよいサインについて順を追って説明していきます。
犬のご飯が鼻に入ることはある?
犬がご飯を食べているときに、フードが鼻の奥へ入り込むことはあります。
ここでは、ご飯が鼻に入る主な原因と、実際に鼻へ入ったときに見られやすい症状について説明します。
ご飯が鼻に入る主な原因
犬がご飯を勢いよく食べたり、一度にたくさんのフードを口に入れたりすると、うまく飲み込めず、食べ物が鼻のほうへ回ってしまうことがあります。
また、ほとんど噛まずに丸飲みする犬もいるため、食べるスピードが速い場合は様子を見てあげましょう。
食事中にむせたり咳き込んだりした後に、くしゃみや鼻を気にする仕草が見られる場合は、食べ物が鼻へ入った可能性も考えられます。
鼻に入ったときによく見られる症状
ご飯が鼻に入ったときは、何度もくしゃみをしたり、鼻をしきりになめたりすることがあります。
鼻を前足でこする、鼻水に食べ物の細かなかけらが混じるなど、いつもと違う様子が見られることもあります。
数回のくしゃみで落ち着く場合もありますが、鼻水や咳が続くときは無理に取り出そうとせず、愛犬の様子をよく確認してあげましょう。
犬のご飯が鼻に入ったときの対処法
犬のご飯が鼻に入ったように見えるときは、まず鼻水やくしゃみ、呼吸の状態などを確認しましょう。
ここでは、確認したい症状や自宅で様子を見てもよいケース、受診が必要なケース、避けたい対処について順番に説明します。
まず確認したい症状
犬のご飯が鼻に入ったように見えたら、まずはくしゃみや鼻水が出ていないか、前足で鼻を気にする仕草がないか確認してあげましょう。
あわせて、苦しそうに口を開けて呼吸していないか、呼吸の速さや音がいつもと違わないかを見ることも大切です。
食後から症状が何回くらい続いているのか、時間が経つにつれて強くなっていないかも確認しておくと、その後の対応を判断しやすくなります。
自宅で様子を見てもよいケース
くしゃみや鼻を気にする仕草が数回程度で、その後は普段どおり過ごしている場合は、しばらく様子を見られることがあります。
食欲や元気があり、呼吸にも変わった様子がなく、鼻水などの症状も続いていなければ、無理に鼻の中を触らず見守ってあげましょう。
ただし、くしゃみや鼻水を繰り返す、時間が経っても落ち着かないといった場合は、様子見を続けず動物病院へ相談してください。
すぐに動物病院を受診すべきケース
呼吸が苦しそう、呼吸音がいつもと違う、口を開けたまま呼吸しているなどの異常が見られる場合は、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
また、くしゃみや鼻水が何度も続いたり、食欲や元気がなくなったりするなど、食後から明らかな変化が続く場合も受診を検討してください。
呼吸ができない、舌や歯ぐきが青紫色に見えるなどの症状がある場合は緊急性が高いため、すぐに動物病院へ連絡して受診することが大切です。
やってはいけない対処
鼻に入ったご飯を取り出そうとして、綿棒や指を鼻の奥まで入れるのは避けましょう。
無理に触ると鼻の中を傷つけたり、食べ物をさらに奥へ押し込んだりするおそれがあります。
また、自己判断で大量の水を飲ませたり、無理に吐かせたりすることもせず、症状が続いて気になる場合は動物病院へ相談すると安心です。
動物病院ではどんな対応をする?
犬のご飯が鼻に入った可能性があり、症状が続いている場合は、動物病院で鼻や呼吸の状態を確認してもらうことがあります。
ここでは、動物病院で行われる主な診察や処置の流れについて説明します。
主な診察・処置の流れ
動物病院では、まずご飯を食べた時間や、くしゃみ・鼻水などの症状、呼吸の様子を確認したうえで、鼻や口の中を診察します。
必要に応じて鼻の中や呼吸状態を詳しく調べ、食べ物が残っていないか、鼻の粘膜に傷や炎症が起きていないかを確認してもらえます。
食べ物などの異物が残っている場合は、場所や状態を確認しながら、必要に応じて取り除く処置が行われます。
犬のご飯が鼻に入るのを防ぐ方法
犬のご飯が鼻に入るのを防ぐには、食べ方や食事をする環境を見直すことが大切です。
ここでは、食事の与え方と食べる環境の2つの面から、具体的な予防方法を説明します。
食事の与え方を見直す
早食いしやすい犬の場合は、一度にたくさんのフードを口へ入れないよう、食事の与え方を工夫してみましょう。
1回分を何回かに分けて与えたり、早食い防止用の食器を取り入れたりすると、食べるペースをゆるやかにしやすくなります。
食事中によくむせる、食べたあとに鼻を気にするといった様子がある場合は、普段の食べ方を確認しながら愛犬に合った方法を試してみてください。
食べる環境を整える
ほかの犬や人が近くにいることで急いで食べてしまう場合は、周囲を気にせず過ごせる静かな場所で食事を与えてみましょう。
また、食器の大きさや形が愛犬に合っているか、食べるときに無理な姿勢になっていないかも確認しておくと安心です。
落ち着いて食事ができる環境を整えることで、焦ってフードを口に入れたり飲み込んだりするのを防ぎやすくなります。
まとめ
犬のご飯が鼻に入ったように見えたときは、くしゃみや鼻水だけでなく、呼吸の様子や元気・食欲にも変化がないか確認してあげましょう。
症状がすぐに落ち着き、普段どおり過ごしている場合は様子を見られることもありますが、呼吸が苦しそうだったり症状を繰り返したりするときは、早めに動物病院へ相談すると安心です。
また、早食いしやすい犬は、食事を小分けにする、早食い防止用の食器を使うなど、無理なく続けられる工夫を取り入れてみてください。
愛犬が落ち着いて食べられる環境を整えながら、普段の食べ方も一緒に見守っていきましょう。