目次
はじめに
「犬が餌の前で、砂をかけるように鼻や前足を動かすのはなぜ?」
「ご飯を食べずに隠そうとしているように見えるけれど、そのまま見守っていて大丈夫?」と気になっていませんか。
愛犬にご飯を用意したあと、食器の周りを鼻で押したり、床を前足でかくような仕草をしたりすると、餌が嫌なのか、食欲がないのかと心配になりますよね。
この記事では、犬が餌に砂をかけるような仕草をする理由や行動の意味、心配したほうがよいケース、飼い主ができる対応について紹介します。
犬が餌に砂をかける仕草をする理由と考えられる意味は?
犬が餌に砂をかけるような仕草をする背景には、食べ物を隠そうとする本能が関係していることがあります。
ここでは、犬が餌に砂をかける仕草をする主な理由と、その行動から考えられる意味を説明します。
野生時代に食べ物を隠していた本能が残っているため
犬が餌に砂をかけるような仕草をするのは、食べ物を隠しておこうとする本能が関係していると考えられます。
すぐに食べないものを地面に隠していた行動の名残から、家庭で暮らす犬でも餌の周りを鼻先や前足でかくことがあります。
室内に砂や土がなくても、床を鼻でこすったり、何かをかぶせるような動きをしたりすることがあります。
餌を隠そうとして砂をかける仕草をすることがある
目の前にある餌を隠そうとして、砂をかけるような仕草を見せる犬もいます。
餌の周りを前足でかいたり、鼻先で床を何度も押したりするのは、餌の上に何かをかぶせようとしている行動のひとつです。
室内では実際に隠せるものがなくても同じ動きをするため、餌を食べずに床をかいているように見えることがあります。
食べ残したい・後で食べたい気持ちの表れである場合もある
今は餌を食べず、後で食べるために残しておきたいときにも、砂をかけるような仕草をすることがあります。
餌の周りを鼻先や前足でかいたあと、そのまま離れていく場合は、「今は食べないで取っておきたい」という行動として現れている可能性があります。
毎回のように餌を残して同じ仕草をする場合は、与える量が多すぎないかもあわせて確認してみましょう。
犬が餌に砂をかける仕草は心配するべき?
犬が餌に砂をかけるような仕草をしていても、元気や食欲が普段どおりであれば、すぐに心配する必要はないことが多いです。
ここでは、様子を見てもよいケースと注意が必要なケースについて説明します。
ほとんどの場合は心配のない自然な行動
犬が餌に砂をかけるような仕草をしていても、普段どおり元気があり、いつもの量を食べられているのであれば、それほど心配する必要はありません。
餌の周りを鼻先や前足でかくのは、食べ物を隠そうとする本能から見られることがある行動です。
仕草をしたあとも食欲や元気に変わりがなければ、無理にやめさせず様子を見守ってあげましょう。
食欲不振や体調不良を伴う場合は注意が必要
砂をかけるような仕草に加えて、餌をほとんど食べない、元気がない、嘔吐や下痢が見られる場合は注意が必要です。
いつもより食べる量が明らかに少ない場合や、仕草を始めた時期と体調の変化が重なっている場合は、食事量や普段との違いをよく確認しましょう。
食欲不振や嘔吐、下痢などが続くようであれば、無理に様子を見続けず、動物病院へ相談してください。
犬が餌に砂をかける仕草をしたときの飼い主の対応
犬が餌に砂をかけるような仕草をしても、無理に止めたり叱ったりせず、まずは食べ方や食べ残しの量を確認しましょう。
ここでは、砂をかける仕草が見られたときに飼い主ができる対応を説明します。
無理にやめさせたり叱ったりしない
犬が餌に砂をかけるような仕草をしても、手で止めたり大きな声で叱ったりする必要はありません。
まずは仕草をしたあとに餌を食べるのか、そのまま離れていくのかを確認してみましょう。
元気や食欲が普段どおりであれば、無理にやめさせず、愛犬の様子を見守ってあげてください。
食べ残した餌は衛生面を考えて片付ける
犬が食べ残した餌を隠そうとしていても、そのまま長時間置いておくのは避けたほうが安心です。
特にウェットフードやふやかしたドライフードは傷みやすいため、食事が終わったら残った分を片付けましょう。
食器もきれいに洗っておくと、次の食事も清潔な状態で与えられます。
食事量や食事環境を見直してみる
毎回たくさんの餌を残して砂をかけるような仕草をする場合は、1日に与えている量や1回分の量が合っているか確認してみましょう。
フードのパッケージに記載された給与量を目安にしながら、体重や食べる量なども見て調整していきます。
また、人の出入りや大きな音が気になる場所で食べている場合は、愛犬が落ち着いて食事ができる静かな場所へ食器を移してみるのもよいでしょう。
まとめ
犬が餌に砂をかけるような仕草は、食べ物を隠そうとする本能や、後で食べたいという気持ちから見られることがあります。
元気や食欲が普段どおりであれば、無理にやめさせず、愛犬の様子を見守ってあげましょう。
ただし、餌をほとんど食べない、元気がない、嘔吐や下痢があるなど、普段と違う様子が見られる場合は注意が必要です。
気になる症状が続くときは、仕草だけで判断せず動物病院へ相談してください。
また、食べ残しが多い場合は、食事量や食事場所を見直してみるのもよいでしょう。
愛犬が落ち着いて食べられる環境を整えながら、その子に合った食事の仕方を見つけてあげることが大切です。