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▶犬が低血糖を繰り返す原因は?子犬・成犬で考えられる原因と受診の目安

はじめに

「犬が何度も低血糖のような症状を起こすのはなぜ?」
「子犬だから起こりやすいだけなのか、病気が隠れているの?」と不安になっていませんか。

食事を与えると元気になるものの、しばらくすると再びふらついたり、ぐったりしたりする様子がみられると、このまま自宅で様子をみてよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、犬が低血糖を繰り返す原因を子犬と成犬に分けて整理し、低血糖が疑われる症状や動物病院を受診したいタイミングについて紹介します。

子犬が低血糖を繰り返す主な原因は?

子犬は成犬に比べて体に蓄えられるエネルギーが少ないため、食事を取れない時間が長くなったり、消費するエネルギーが増えたりすると低血糖を起こすことがあります。

ここでは、子犬で低血糖につながりやすい主な原因をそれぞれ説明します。

一度回復しても再び低血糖になる場合は注意する

糖分や食事を与えて元気が戻っても、数時間後に再びぐったりする、震える、ふらつくなどの症状が出る場合は注意が必要です。

一時的に血糖値が上がっても、原因が解消されていなければ再び低血糖になることがあります。

回復後も食事を取れているか確認し、同じ症状を繰り返す場合は動物病院を受診しましょう。

食事を取っているのに繰り返す場合は病気も考える

必要な量の食事を取っているのに低血糖を繰り返す場合は、食事の間隔や量以外に原因がある可能性もあります。

食事を増やすだけで様子を見続けず、食べた時間や量、症状が出た時間を記録しておくと受診時にも役立ちます。

繰り返し症状が見られる場合は、動物病院で原因を確認してもらいましょう。

子犬が低血糖を繰り返す主な原因

子犬は体が小さく、体内に蓄えられるエネルギー量も限られているため、食事や運動の影響で低血糖を起こすことがあります。

ここでは、子犬で低血糖につながりやすい主な原因を順に説明します。

食事の間隔が空いてエネルギーが不足している

子犬は体内に蓄えられるエネルギーが少ないため、食事の間隔が長くなると低血糖につながることがあります。

特に食事を抜いたり、いつもの時間より遅れたりすると、血糖値を維持しにくくなります。

食事の間隔が空きすぎないよう、決めた時間に食べられているか確認しましょう。

食事量が少なく必要なエネルギーを取れていない

食事の回数を確保していても、1回に食べる量が少ないと、子犬に必要なエネルギーを十分に取れないことがあります。

食事量が足りない状態が続けば、血糖値を維持できず低血糖につながる可能性があります。

毎回どのくらい食べているかを確認し、食べ残しが続いていないか見ておきましょう。

激しく遊んだあとにエネルギーを消費している

子犬が長時間走り回ったり激しく遊んだりすると、普段より多くのエネルギーを消費します。

食事から取ったエネルギーに対して消費量が多くなると、低血糖につながることがあります。

遊んだあとは様子を見ながら、ぐったりする、震える、ふらつくなどの変化がないか確認しましょう。

嘔吐や下痢で十分に食べられていない

嘔吐や下痢が続くと、いつもの量を食べられなかったり、食べても吐いてしまったりして、必要なエネルギーを確保できないことがあります。

特に体内の蓄えが少ない子犬では、こうした状態が低血糖につながることもあります。

嘔吐や下痢があるときは、食事を取れた回数や実際に食べられた量も確認しておきましょう。

成犬が低血糖を繰り返すときに考えられる原因

成犬が低血糖を繰り返す場合は、食事不足や激しい運動だけでなく、病気が関係している可能性も考える必要があります。

ここでは、成犬が低血糖を繰り返すときに考えられる主な原因を順に説明します。

食事不足や激しい運動によって血糖値が下がっている

成犬でも食事を抜いたり、食べる量が少ない状態が続いたりすると、血糖値を維持するためのエネルギーが不足することがあります。

さらに、長時間走るなど激しい運動をすると、体内のブドウ糖が多く使われます。

特に十分に食べていない状態で運動量が増えると、低血糖につながることがあるため注意が必要です。

肝臓などの病気によって血糖を維持できなくなっている

肝臓には、蓄えたグリコーゲンを分解したり、新しくブドウ糖を作ったりして血糖値を保つ働きがあります。

肝臓の機能が低下すると、必要なブドウ糖を十分に供給できず、血糖値が下がることがあります。

そのため、成犬が低血糖を繰り返す場合は、肝臓などの病気が関係している可能性も考えられます。

ホルモン異常によって血糖値が下がっている

血糖値は、体内のさまざまなホルモンによって一定の範囲に保たれています。

血糖値を上げるホルモンが十分に分泌されなくなると、空腹時などに血糖値を維持できず、低血糖になることがあります。

食事を取っていても低血糖を繰り返す場合は、ホルモンの異常が関係している可能性もあります。

インスリンに関係する病気や重い感染症が隠れている

インスリンが必要以上に分泌される病気では、血液中のブドウ糖が細胞へ取り込まれ、血糖値が下がることがあります。

また、重い感染症でも体内でブドウ糖が多く使われ、低血糖になる場合があります。

成犬で低血糖を繰り返している場合は、こうした病気も考えられるため、動物病院で原因を確認してもらいましょう。

低血糖を繰り返す犬ですぐ動物病院を受診すべき症状

犬が低血糖を繰り返している場合は、症状の強さによっては自宅で様子を見ず、動物病院を受診する必要があります。

ここでは、低血糖を繰り返す犬ですぐに受診を検討したい症状を説明します。

ぐったりする・震える・ふらつく・反応が鈍い場合は受診する

犬がぐったりする、体が震える、ふらつく、呼びかけへの反応が鈍い場合は、低血糖によって脳や筋肉に必要なブドウ糖が不足している可能性があります。

こうした症状が見られたら、自宅で回復を待たずに動物病院を受診しましょう。

いったん元気になっても、同じ症状を繰り返す場合は受診が必要です。

けいれんや意識障害がある場合は緊急性が高い

けいれんしている、呼びかけても反応しない、意識を失っている場合は、低血糖によって脳の働きに影響が出ている可能性があります。

このような状態は緊急性が高いため、すぐに動物病院へ連絡して受診してください。

意識が低下している犬には、食べ物や飲み物を無理に与えないようにしましょう。

食べられない・嘔吐や下痢が続く場合も受診する

食事を取れなかったり、嘔吐や下痢が続いたりすると、必要なエネルギーを補給できず、低血糖を繰り返すことがあります。

特に食べても吐いてしまう場合や、十分な量を食べられない状態が続いている場合は注意が必要です。

自宅で様子を見続けず、早めに動物病院を受診しましょう。

低血糖から回復して元気になっても繰り返すなら受診する

低血糖の症状が治まって犬が元気を取り戻しても、低血糖を起こした原因まで解決したとは限りません。

ここでは、低血糖を繰り返す犬を受診させるときに確認しておきたいポイントを説明します。

症状が治まっても原因が解決したとは限らない

食事や糖分を取って震えやふらつきが治まっても、低血糖の原因まで解決したとは限りません。

一時的に血糖値が上がって元気になっても、原因が残っていれば再び低血糖になることがあります。

症状を繰り返している場合は、元気に戻ったからと安心せず、動物病院で相談しましょう。

発症時間や食事との間隔・症状・回復までの経過を記録する

低血糖が疑われる症状が出たら、発症した時刻や直前に食事を取った時刻、実際に見られた症状を記録しておきましょう。

あわせて、食事から発症までの間隔や、普段の状態に戻るまでにかかった時間も残しておくと役立ちます。

繰り返し記録することで、低血糖が起こりやすい時間や状況を確認しやすくなります。

繰り返す頻度や状況を獣医師に伝えて原因を調べてもらう

低血糖を繰り返している場合は、発症した回数や食事との間隔、症状などを獣医師に伝えましょう。

いつ、どのような状況で起きたのかが分かると、原因を確認するための手がかりになります。

記録した内容を受診時に見せ、必要な検査や対応について相談してください。

まとめ

犬が低血糖を繰り返す原因は、子犬と成犬で異なり、食事不足や激しい運動だけでなく、病気が関係している場合もあります。

子犬では食事の間隔や食事量、嘔吐・下痢などを確認し、成犬では肝臓の病気やホルモン異常、インスリンに関係する病気なども考える必要があります。

ぐったりする、震える、ふらつく、反応が鈍いといった症状を繰り返す場合や、けいれん・意識障害、食べられない状態がある場合は動物病院を受診してください。

いったん元気になっても、発症時刻や食事との間隔、症状、回復までの時間を記録し、低血糖を繰り返す原因を獣医師に調べてもらいましょう。

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