目次
はじめに
「犬がご飯を食べないけれど、何日までなら様子を見ても大丈夫?」
「元気はあるのに食べない場合も、動物病院へ連れて行ったほうがいい?」と不安になっていませんか。
いつもは食事の時間になるとすぐに食べ始める愛犬が、朝からフードに口をつけなかったり、丸1日ほとんど食べなかったりすると、このまま待ってよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、犬がご飯を食べないときに様子を見られる時間の考え方や主な原因、早めに動物病院を受診したい症状について紹介します。
犬がご飯を食べないのは何日まで大丈夫?
犬がご飯を食べないときに何日まで様子を見られるかは、年齢や健康状態、元気や水分摂取の有無によって異なります。
ここでは、成犬で様子を見られる目安と、子犬・高齢犬・持病のある犬など早めに受診したいケースについて説明します。
元気があり水を飲める成犬でも24時間を目安に判断する
元気があり普段どおり水を飲めている成犬でも、ご飯をほとんど食べない状態が24時間ほど続く場合は、動物病院への相談を検討します。
最後に普段どおり食べた時刻から経過時間を確認し、24時間を超えても食べない場合は、そのまま何日も様子を見ずに受診を考えましょう。
1食食べないだけなら体調を確認しながら様子を見る
普段1日2回食べている成犬が1食だけ食べなかった場合は、元気があり水も飲めていれば、次の食事まで様子を見ることもできます。
普段どおり歩けるか、呼びかけに反応するかなどを確認し、次の食事もほとんど食べない場合は受診を検討しましょう。
水も飲まない・ぐったりしている場合は日数を待たない
ご飯だけでなく水も飲まない場合や、横になったままぐったりしている場合は、「何日まで大丈夫か」を基準に待たないことが大切です。
食事と水分をどちらも取れない場合は早めの対応が必要になるため、食べていない日数にかかわらず動物病院へ相談しましょう。
子犬・高齢犬・持病のある犬は早めに受診する
子犬や高齢犬、持病のある犬は、健康な成犬と同じように24時間を目安にせず、食べない状態が続いたら早めに動物病院へ相談します。
特に子犬は食事を取れないことで血糖値が低下することもあるため、普段より食事量が大きく減っている場合は注意して様子を確認しましょう。
犬がご飯を食べないときに考えられる原因
犬がご飯を食べない原因は、病気だけでなく、ストレスや環境の変化、フードの変更、おやつの食べ過ぎなどさまざまです。
ここでは、犬がご飯を食べないときに考えられる主な原因を順に説明します。
ストレスや環境の変化で一時的に食欲が落ちている
犬はストレスを感じたり生活環境が変わったりすると、一時的に食欲が落ちることがあります。
引っ越しや留守番など、環境が変わった時期と食欲が落ちた時期が重なっている場合は、ストレスが影響している可能性があります。
フードの変更やおやつの食べ過ぎでご飯を食べない
フードを変更すると、味や香り、食感の違いから食べなくなることがあります。
また、おやつを多く食べていると、ご飯の時間になっても空腹にならず、主食を残しやすくなるため、フードを変更した時期やおやつの量を確認してみましょう。
加齢や口内トラブルで食べにくくなっている
年齢を重ねると食事量が減るほか、歯や歯ぐきのトラブルによってフードを食べにくくなることがあります。
食べようとして口から落とす、硬いフードだけ残すといった様子がある場合は、口の中に痛みや違和感がないか注意して見てあげましょう。
病気や体調不良によって食欲が低下している
病気や体調不良が原因で、犬の食欲が低下することもあります。
ご飯を食べないだけでなく、元気がない、嘔吐や下痢があるといった変化がみられる場合は、食欲以外の症状にも注意しながら早めの受診を検討しましょう。
犬がご飯を食べないときに確認するポイント
犬がご飯を食べないときは、食事量だけでなく、元気や水分摂取、ほかの症状の有無を確認します。普段どおり動けているか、水を飲めているかに加えて、嘔吐・下痢・震え・痛がる様子がないかを見てください。
ここでは、犬がご飯を食べないときに自宅で確認したいポイントを説明します。
元気があり普段どおり動けているか確認する
ご飯を食べないときは、普段どおり立ったり歩いたりできるか、呼びかけに反応するかを確認します。
横になったまま動かない、立ち上がろうとしないなど、いつもと違う様子がある場合は注意が必要です。
水を飲めているか確認する
ご飯を食べなくても、自分で水を飲めているか、普段より飲む量が大きく減っていないかを確認します。
水もほとんど飲めない状態が続いている場合は、食欲だけが落ちている場合よりも早めの対応を考えましょう。
嘔吐・下痢・震え・痛がる様子がないか確認する
食欲が落ちているときは、嘔吐や下痢、震え、体を触ったときに痛がる様子がないかも確認します。
症状がある場合は、いつから始まったのか、何回くらい続いているのかを記録しておくと、受診時にも伝えやすくなります。
ご飯だけ食べないのかおやつも食べないのか確認する
いつものご飯を食べないときは、おやつや好物にも反応するか確認してみましょう。
ご飯だけを残すのか、好きなものにも口をつけないのかを見ておくと、食欲がどの程度落ちているのかを判断する手がかりになります。
犬がご飯を食べないときに家庭でできる対処法
犬に元気があり、水も飲めている場合は、家庭で食べやすくする工夫を試しながら様子を確認します。
無理に口へ入れず、食べた量や水分摂取、元気の有無などを記録しながら体調の変化を確認しましょう。
フードを温めて香りを立たせる
フードを人肌程度に温めると香りが立ち、犬が食事に反応しやすくなることがあります。
ウェットフードは軽く温め、ドライフードはぬるま湯を加えるなど、熱くなりすぎないよう注意して与えましょう。
H落ち着いて食べられる環境を整える
周囲の音や人の出入りが多いと、犬が食事に集中できないことがあります。
食器は静かな場所に置き、食事中は何度も声をかけたり食器を動かしたりせず、落ち着いて食べられる環境を整えましょう。
おやつや人の食べ物を与えすぎない
ご飯を食べないからとおやつや人の食べ物を与えると、それだけで満腹になり、主食を食べにくくなることがあります。
ご飯を残すことが続く場合は、普段与えているおやつの回数や量も見直してみましょう。
無理に食べさせず食欲や体調の変化を記録する
食べないときは無理にフードを口へ入れず、食べた量や時刻、水を飲めているか、普段どおり動けているかを確認します。
食欲や体調の変化を記録しておくと、その後の経過を把握しやすく、受診する際にも役立ちます。
犬がご飯を食べないときに動物病院を受診する目安
犬がご飯を食べない状態が続く場合は、食べていない時間だけでなく、水分摂取や元気の有無、ほかの症状も確認して受診を判断します。
特に子犬・高齢犬・持病のある犬は体調が変化しやすいため、食欲不振が続く場合は早めに獣医師へ相談しましょう。
24時間以上ほとんど何も食べていない
成犬が最後に普段どおり食べてから24時間以上、ほとんど何も食べていない場合は、動物病院への相談を検討します。
さらに1日、2日と様子を見続けず、最後に食べた時刻からどのくらい経っているかを確認して判断しましょう。
水も飲めない・ぐったりしている
ご飯だけでなく水も飲めない場合や、横になったままぐったりしている場合は、24時間を待たずに動物病院へ相談します。
自分で水を飲めない、立ち上がろうとしないなど普段と明らかに違う様子があれば、食べていない日数よりも体調を優先して判断しましょう。
嘔吐・下痢・震え・痛がるなどの症状がある
食欲不振に加えて、嘔吐や下痢、震え、痛がる様子がある場合は、食欲が戻るまで待たずに動物病院へ相談します。
症状がいつから始まり、何回くらい続いているのかを記録しておくと、受診時にも状況を伝えやすくなります。
子犬・高齢犬・持病のある犬で食欲不振が続いている
子犬や高齢犬、持病のある犬は、健康な成犬と同じように24時間を目安にせず、食欲不振が続いたら早めに動物病院へ相談します。
次の食事でもほとんど食べないなど、普段より食事量が大きく減った状態が続く場合は、早めの受診を考えましょう。
まとめ
犬がご飯を食べないときは、「何日食べていないか」だけでなく、元気があるか、水を飲めているか、嘔吐や下痢などの症状がないかを確認することが大切です。
元気があり水を飲める成犬でも、ほとんど食べない状態が24時間ほど続く場合は、そのまま何日も待たずに動物病院への相談を検討しましょう。
水も飲めない、ぐったりしている、嘔吐・下痢・震え・痛がるなどの症状がある場合は、24時間を待たずに受診を考えます。
特に子犬・高齢犬・持病のある犬は早めに獣医師へ相談し、最後に食べた時刻や食事量、水分摂取、体調の変化を伝えられるよう記録しておきましょう。