はじめに
「犬用のガムおもちゃって種類が多くて、どれを選べばいいの?」「硬さやサイズを間違えて、うちの子に合わなかったらどうしよう…」
そう感じて迷う人も多いのではないでしょうか。
犬用のガムおもちゃは、形や素材、硬さの違いによって、合う犬と合わない犬がはっきり分かれます。小型犬か中型犬か、噛む力が強いか弱いかによっても適したタイプは変わります。
この記事では、犬用のガムおもちゃの種類と選び方を整理し、自分の愛犬に合うタイプを判断できるように解説します。
犬用のガムおもちゃの選び方

犬用のガムおもちゃは見た目や価格だけで選ぶと、「すぐ噛み切ってしまう」「口に合わず遊ばない」「飲み込んでしまいそうで不安」といった失敗につながりやすいアイテムです。
実際には、体格に対してどれくらいの大きさが必要か、噛む力に対してどの硬さが適しているか、飲み込めない形状かどうかといった具体的な基準で判断することで、事故リスクを減らしながら長く使えるおもちゃを選べます。
ここでは、サイズ・硬さ・安全性の3つの視点から、迷わず選べる判断基準を順番に解説します。
サイズで選ぶ
犬の口の横幅より1.5倍以上の長さがあるサイズを選びます。口に入れたときに奥まで一気に入らない長さにすることで、丸飲みを防げるためです。
体重別の目安としては、3kg未満の小型犬なら長さ8〜10cm、5〜10kgなら10〜13cm、10kg以上なら13〜18cmを基準にします。この範囲より短いと噛む前に飲み込みやすくなり、逆に長すぎると前足で固定できず噛みにくくなります。
実際に与えたときに、前足で押さえて端から少しずつ噛める長さになっていれば適正サイズです。口から完全に隠れる長さのものは避けます。
硬さで選ぶ
指で押して2〜3mmへこむ硬さを基準に選びます。押しても全くへこまない硬さは歯にかかる負担が大きく、奥歯で強く噛んだときに欠けるリスクが上がるためです。
成犬で噛む力が強い場合は、押すとわずかに弾力があり戻る硬さにします。逆に子犬やシニア犬は、指で押して明確にへこむ柔らかさを選び、奥歯で軽く噛んでも削れる状態にします。
実際に与えたときに、5分以内に表面が少し削れる程度であれば適正です。噛んでも変化が出ない硬さは避け、短時間で大きく崩れる柔らかすぎるものも選ばないようにします。
安全性(誤飲)で選ぶ
口に入れて噛んだときに、直径3cm未満のかたまりに割れない形状を選びます。小さく割れると、そのまま飲み込んで喉に詰まるリスクが上がるためです。
中央に穴があるリング型や、ねじれた形で長さ10cm以上あるものは、一度に口の奥まで入らず誤飲しにくくなります。逆に、直線で短いスティック状や、噛むと5cm以下に折れるものは避けます。
与えている最中は必ず目の届く範囲で見守り、長さが5cm以下に短くなった時点で回収します。飲み込めるサイズまで小さくなると、一気に飲み込む動きが出やすくなるためです。
犬用ガムおもちゃおすすめ一覧

犬用ガムおもちゃは「とりあえず人気の商品」を選ぶのではなく、どれくらい噛み続けられるか、歯のケアができる形状か、口に負担がかからない柔らかさかといった目的別で選ぶことで、使いやすさと満足度が大きく変わります。
実際に、耐久性が高いものは強く噛んでも壊れにくく長時間遊べる一方で、凹凸付きのタイプは噛むたびに歯垢を落としやすく、やわらかいタイプは小型犬やシニア犬でも無理なく噛める特徴があります。
ここでは、長く噛めるタイプ・歯磨きタイプ・やわらかめタイプの3つに分けて、目的に合わせて選べるおすすめを紹介していきます。
長く噛めるタイプ
長く噛めるタイプは、噛む力が強い犬や、短時間でおもちゃを壊してしまう犬に向いています。硬めの素材や厚みのある構造になっているため、数分で終わることが少なく、ストレス発散や暇つぶしとして使いやすいのが特徴です。特に中型犬以上や、噛む力が強い個体はこのタイプを選ぶことで、使用時間を安定させやすくなります。
・プラッツ エバータフボーン
ナイロン系の硬質素材で、噛みちぎれない設計です。体重7kg以上の中型犬や、家具を噛むほど噛む力が強い犬向けです。歯が弱い犬には不向きです。
・Bullibone ナイロン製 犬用噛むおもちゃ
骨型で前足固定しやすく、長時間噛みやすい構造です。小型犬でも噛む力が強い個体〜中型犬まで対応できます。耐久性重視の選択です。
・ドギーマン ホワイデント 激かみ歯みがきガム
ガムタイプの中でも硬めで、一般的なデンタルガムより消耗が遅い設計です。小型犬〜中型犬で「すぐ食べ終わる」犬に向いています。
・ペティオ プラクト 長持ちロング歯みがきガム
細長いスティックで長さがあり、噛む回数を増やせるタイプです。超小型〜小型犬で、噛む時間を伸ばしたい場合に適しています。
・スーパーキャット かみかみフルーツボーン
適度に硬さのある樹脂系で、ナイロンよりやや柔らかい中間タイプです。小型犬〜中型犬で「硬すぎは嫌がるが柔らかすぎはすぐ壊す」犬に向いています。
歯磨きタイプ
歯磨きタイプは、表面の凹凸や繊維構造によって、噛むたびに歯垢をこすり落とす設計になっています。柔らかめのガムタイプは小型犬や噛む力が弱い犬、硬めのナイロンや骨型は中型犬以上や噛む力が強い犬に向いています。歯磨き目的の場合は「噛める硬さ」と「継続して噛む時間」を基準に選ぶことが重要です。
・グリニーズ プラス 成犬用 超小型犬用
柔らかめで噛みやすく、1.3〜4kg程度の超小型犬向けです。歯にフィットする形状で歯垢を落としやすく、噛む力が弱い犬や歯磨き習慣の入門用として使いやすいタイプです。
・PETKISS ベッツドクタースペック デンタルガム XS
細めのスティックで小型犬でも噛みやすい設計です。表面の繊維構造で歯をこするタイプで、体重5kg前後までの小型犬や、毎日のケアを習慣化したい場合に向いています。
・ペティオ プラクト 長持ちロング歯みがきガム
長さのあるスティック形状で、噛む回数を増やしやすいタイプです。超小型〜小型犬向けで、「すぐ飲み込んでしまう犬」でも噛む時間を確保しやすくなります。
・ドギーマン ホワイデント 激かみ歯みがきガム
やや硬めで消耗が遅く、小型犬〜中型犬の「すぐ噛み切る犬」に向いています。一般的なガムよりも長く噛めるため、歯磨き効果を維持しやすい設計です。
・PureNya ナイロン×牛皮 デンタルおもちゃ
ナイロンとガムを組み合わせたタイプで、噛みながら歯をこすり続けられる構造です。体重5kg以上の小型犬〜中型犬で、噛む力が強い犬や長時間使いたい場合に適しています。
やわらかめタイプ
やわらかめタイプは、歯が弱い犬や子犬、小型犬に向いています。硬すぎると噛まなくなるため、「しっかり噛めるが簡単には壊れない」程度の柔らかさが基準になります。特に体重5kg未満や、噛む力が弱い犬はこのタイプを選ぶことで、噛む習慣を作りやすくなります。
・チューデントボーン ソフト S
超小型犬〜小型犬向けで、3〜7kg程度まで対応できます。適度にしなる柔らかさで、歯が弱い犬でも噛みやすく、初めてガムおもちゃを使う場合に適しています。
・ペティオ かんでるボーンデンタル
やや弾力のあるソフトタイプで、5kg前後の小型犬〜中型犬の軽い噛み癖に対応できます。柔らかすぎず硬すぎないため、「すぐ壊れる・硬すぎて噛まない」の中間に位置します。
・ドギーマン やわらかデンタルトーイ リング
リング型で前足固定しやすく、噛む時間を伸ばしやすい設計です。超小型犬〜小型犬向けで、噛む力が弱い犬でも継続して使いやすい構造になっています。
・ダッドウェイ デンタルトイ ソフト スプーン
細めで柔らかく、子犬やシニア犬でも使いやすい設計です。体重3〜6kg程度の犬に適しており、歯やあごへの負担を抑えながら噛ませたい場合に向いています。
・スーパーキャット かみかみコットン
布・コットン素材で最も柔らかいタイプです。超小型犬や噛む力がかなり弱い犬向けで、「硬いものを嫌がる犬」に適しています。強く噛む犬だと短時間でほつれるため注意が必要です。
まとめ
犬用のガムおもちゃは、サイズ・硬さ・安全性の3つを基準に選ぶことで失敗を防げます。口の横幅より1.5倍以上の長さにすることで丸飲みを防ぎ、指で2〜3mmへこむ硬さを基準にすることで歯への負担を抑えながら噛ませることができます。
さらに、直径3cm未満のかたまりに割れない形状を選び、5cm以下になった時点で回収することで誤飲リスクを下げられます。
用途ごとに選ぶことも重要で、長く噛ませたい場合は10分以上形が崩れにくい高密度タイプ、歯磨き目的なら1〜3mmの溝や突起があり歯に当たる回数が増える形状、子犬やシニア犬には指で5mm前後へこむやわらかめタイプを選ぶと適しています。
噛んだときの変化や時間を目安に判断することで、目的に合ったガムおもちゃを選べます。