はじめに
「犬にはどんな肉を与えても大丈夫?」
「鶏肉や豚肉、牛肉のうち、どれを選べばいいの?」と迷っていませんか。
いつものドッグフードに肉をトッピングしたいときや、食欲が落ちた愛犬に肉を食べさせたいとき、種類や調理方法によっては避けたほうがよいものがないか気になりますよね。
この記事では、犬に与えられる肉の種類ごとの特徴や、加熱方法、与える量を考えるポイント、避けたい与え方について紹介します。
犬に与えてもよい肉は?
犬には、鶏肉・豚肉・牛肉などを十分に加熱したうえで与えられます。
ここでは、犬に肉を与えるときの量や与え方について説明します。
肉は主食ではなくドッグフードへのトッピングやおやつとして与える
肉は主食にするのではなく、総合栄養食のドッグフードに少量をトッピングしたり、おやつとして与えたりしましょう。
肉だけでは必要な栄養をバランスよく摂ることが難しいため、普段のドッグフードを基本にし、肉を追加した分は食事やおやつの量を調整します。
初めて与える肉は少量から始めて体調を確認する
初めて食べる肉は一度に多く与えず、少量から始めて犬の様子を確認しましょう。
食後に嘔吐や下痢、皮膚のかゆみなどがみられないか確認し、問題がなければ少しずつ量を増やします。
体調に変化がみられた場合は、その肉を与えるのをやめて様子をみてください。
犬に与えてもよい肉の種類と特徴・注意点
犬に与えられる肉には、鶏肉・豚肉・牛肉・羊肉・馬肉などがあり、肉の種類や部位によって脂質の量や与える際の注意点が異なります。
ここでは、犬に与えられる主な肉の特徴と、種類ごとに注意したいポイントを説明します。
鶏肉|ささみ・むね肉は脂質を抑えやすいが骨や皮に注意する
鶏肉は、脂質の少ないささみや皮を取り除いたむね肉が与えやすいでしょう。
脂質の多い皮や骨は取り除き、肉の中心部まで十分に加熱してから、食べやすい大きさに切って与えます。
豚肉|赤身を選び中心部まで十分に加熱して与える
豚肉は脂身の少ない赤身を選び、目立つ脂身は取り除きます。
生や加熱不足の状態は避け、中心部まで十分に火を通してから、食べやすい大きさに切って与えましょう。
牛肉|赤身を中心にして脂身の与えすぎを避ける
牛肉は脂身の少ない赤身を中心に選び、目立つ脂身は取り除いてから与えます。
脂質を摂りすぎないようにしながら、十分に加熱した肉を食べやすい大きさに切って与えましょう。
羊肉|たんぱく質を摂れる選択肢として少量から与える
羊肉も、犬がたんぱく質を摂れる肉の一つです。
初めて与えるときは少量から始め、食後に嘔吐や下痢、皮膚のかゆみなどがみられないか様子を確認しましょう。
馬肉|脂質の少ない部位を選び生ではなく加熱して与える
馬肉は脂質の少ない部位を選び、目立つ脂身は取り除きます。
生のまま与えることは避け、中心部まで十分に加熱して食べやすい大きさに切り、初めての場合は少量から与えましょう。
犬に肉を与えるときの安全な調理方法
犬に肉を与えるときは、肉の種類だけでなく調理方法にも注意が必要です。
ここでは、犬に肉を安全に与えるための加熱方法や下処理について説明します。
生肉は避けて中心部まで十分に加熱する
犬に肉を与えるときは生のままではなく、中心部まで十分に加熱しましょう。
加熱不足の肉には細菌や寄生虫が残る可能性があるため、焼く・ゆでるなどの方法で火を通し、中心部に赤い部分が残っていないか確認します。
塩・こしょう・タレなどで味付けしない
犬に与える肉は、塩・こしょう・タレなどで味付けせずに調理します。
人用の肉料理から分ける場合は味付けする前に取り分け、調味料を使わずに焼いたりゆでたりして与えましょう。
骨・脂身・皮を取り除いて食べやすい大きさにする
肉に付いている骨は取り除き、脂質の多い脂身や皮もできるだけ避けましょう。
下処理をしたあとは、犬が食べやすく丸飲みしにくい大きさに切ってから与えます。
犬に肉を与える量と頻度の考え方
犬に肉を与えるときは、体重だけで量を決めるのではなく、1日に必要なカロリーや普段の食事量を踏まえて調整することが大切です。
ここでは、犬に肉を与える量と食事全体を調整する考え方について説明します。
肉は1日に必要なカロリーを超えない範囲で与える
肉は、犬が1日に必要とするカロリーを超えない範囲で与えましょう。
必要量は体重だけでなく、年齢や活動量などによっても変わるため、普段の食事も含めた1日の摂取カロリーを考えて量を調整します。
トッピングやおやつで肉を与えた分は普段の食事量を調整する
トッピングやおやつとして肉を与えた場合は、その分のカロリーも1日の食事量に含めて考えます。
普段どおりのドッグフードに肉を追加するだけではカロリーが増えてしまうため、肉を与えた分だけ食事やほかのおやつを調整しましょう。
犬に肉を与えるときの注意点
犬に肉を与えるときは、肉そのものだけでなく、加工方法や食後の体調にも注意が必要です。
ここでは、犬に肉を与える前に確認しておきたい注意点を説明します。
ハム・ベーコン・ソーセージなどの加工肉は避ける
ハム・ベーコン・ソーセージなどの加工肉は、塩分や脂質を多く含むものがあるため、犬には与えないようにしましょう。
肉を与える場合は、味付けや加工をしていないものを選びます。
下痢・嘔吐・かゆみなどが出たら与えるのを中止する
肉を食べたあとに下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどがみられた場合は、その肉を与えるのを中止しましょう。
症状が続いたり繰り返したりする場合は、食べた肉の種類や量、症状が出た時刻などを記録して、動物病院へ相談します。
食物アレルギーや持病・療法食がある犬は獣医師に相談する
食物アレルギーや持病がある犬、療法食を食べている犬には、自己判断で肉を追加しないようにしましょう。
食事の栄養バランスや治療に影響する可能性もあるため、肉を与えたい場合は種類や量を事前に獣医師へ相談すると安心です。
まとめ
犬には鶏肉・豚肉・牛肉・羊肉・馬肉などを与えられますが、生肉は避け、中心部まで十分に加熱することが大切です。
肉は味付けせず、骨・脂身・皮を取り除いたうえで、総合栄養食のドッグフードへのトッピングやおやつとして少量を与えましょう。
ハム・ベーコン・ソーセージなどの加工肉は避け、肉を追加した分はドッグフードやほかのおやつの量を調整します。
食後に下痢・嘔吐・かゆみなどが出た場合や、食物アレルギー・持病がある犬、療法食を食べている犬に肉を与えたい場合は、獣医師へ相談しましょう。