はじめに
「犬の避妊・去勢手術が終わったら、ご飯の量は減らしたほうがいいの?」
「今までと同じ量を与えていると太ってしまう?」と気になっていませんか。
手術後、動物病院で体重管理について説明を受けたものの、実際にドッグフードを何グラム減らせばよいのか分からず、いつもと同じ量を与えている方もいるかもしれません。
この記事では、犬の避妊・去勢後に食事量の見直しが必要になる理由や、1日に与えるご飯の量の目安、体重の変化に合わせた調整方法について解説します。
犬の避妊・去勢後はご飯を減らす必要がある?

犬は避妊・去勢手術後、性ホルモンの変化によって必要なカロリーが減り、手術前と同じ量のご飯を与え続けると太りやすくなることがあります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| カロリーが減る理由 | 性ホルモンの変化によってエネルギー消費量が減少することがある |
| 食欲の変化 | 手術後に食欲が増し、食べる量が増える犬もいる |
| 食事量を見直す時期 | 手術後、通常の食事を再開して食欲や体調が安定してから |
| 手術直後の注意点 | 回復に必要な栄養を確保し、自己判断で急に減らさない |
| 食事量の調整 | 獣医師に確認し、週1回を目安に体重を測定して調整する |
ただし、避妊・去勢後に必要なカロリーの減少には個体差があるため、すべての犬がご飯を減らす必要があるわけではありません。
体重や体型の変化を確認しながら、適切な食事量を判断しましょう。
犬の避妊・去勢後の食事量の目安
犬の避妊・去勢後は、必要なカロリーが減る場合があるため、体重や活動量に合わせて食事量を見直します。
食事量を10〜20%程度減らすことが目安として使われますが、すべての犬に当てはまるわけではありません。
以下は、避妊・去勢済みの健康な成犬について、1日に必要なカロリーとドッグフードの量を計算した目安です。
| 犬の体重 | 1日の必要カロリー | 1日の食事量 |
|---|---|---|
| 3kg | 約255kcal | 約73g |
| 5kg | 約375kcal | 約107g |
| 7kg | 約480kcal | 約137g |
| 10kg | 約630kcal | 約180g |
| 15kg | 約850kcal | 約243g |
| 20kg | 約1,060kcal | 約303g |
※必要カロリーは「70×体重(kg)の0.75乗×1.6」で計算し、食事量は100g当たり350kcalのドッグフードを使用した場合の概算です。
実際の食事量は、ドッグフードのカロリー表示を確認し、「1日の必要カロリー÷100g当たりのカロリー×100」で計算します。
必要なカロリーには個体差があるため、獣医師に相談しながら体重や体型の変化に応じて調整しましょう。
犬の避妊・去勢後の食事量を調整する方法
犬の避妊・去勢後は、手術前と同じ量のご飯を与え続けると、消費カロリーの減少によって体重が増える場合があります。
ただし、必要なカロリーは犬の年齢や体重、活動量によって異なるため、一律に食事量を減らすのではなく、体重と体型の変化を確認しながら調整することが大切です。
まずは週1回を目安に体重を測定し、増加が続く場合は1日の摂取カロリーを見直しましょう。
食事量を減らす際は、必要な栄養素が不足しないように注意し、適切な量を獣医師に相談しながら決めてください。
犬の避妊・去勢後はドッグフードを変えるべき?
犬の避妊・去勢後は、必ずしもドッグフードを変更する必要はありません。
現在のフードで体重や体型を維持できている場合は、そのまま与え続けても問題ありません。
フードを変更するかどうかは、次の基準を参考に判断しましょう。
| 確認項目 | 判断の目安 |
|---|---|
| 体重や体型を維持できている場合 | 現在のフードを継続する |
| 食事量を調整しても体重が増える場合 | 低カロリーの総合栄養食への変更を検討する |
| 食事量を減らすと栄養不足が心配な場合 | 必要な栄養を確保できる総合栄養食を検討する |
| フードを切り替える場合 | 7〜10日程度かけて徐々に切り替える |
フードを変更する際は、犬の年齢や健康状態に合った総合栄養食を選び、必要に応じて獣医師に相談しましょう。
まとめ
犬の避妊・去勢後は、性ホルモンの変化によって必要なカロリーが減り、手術前と同じ食事量では体重が増えやすくなる場合があります。
食事量を10〜20%程度減らすことが目安として使われますが、必要なカロリーには個体差があるため、一律に減らす必要はありません。
食事量を調整する際は、週1回を目安に体重を測定し、肋骨の触れやすさや腰のくびれを確認することが大切です。
急激に食事量を減らすと栄養不足につながるおそれがあるため、獣医師と相談しながら、体重と体型に合った食事量を維持しましょう。