犬用フード・おやつ

犬のクッシング症候群の食事と手作りレシピ|おすすめの食材や避けたい食べ物

はじめに

「クッシング症候群と診断された愛犬には、どんな食事を与えればいいの?」
「手作りごはんにするなら、使ってよい食材と避けたほうがよい食べ物はある?」と迷っていませんか。

治療を続けながら毎日のごはんを用意するなかで、今までと同じドッグフードでよいのか、野菜や肉を加えてもよいのかと不安になることもありますよね。

この記事では、クッシング症候群の犬の食事で確認したいポイントをはじめ、取り入れやすい食材、避けたい食べ物、手作りするときの考え方を紹介します。

犬のクッシング症候群では食事管理が重要な理由は?

犬のクッシング症候群では、治療だけでなく毎日の食事内容にも目を向けることが大切です。

ただし、食事だけでクッシング症候群を治せるわけではなく、適切な治療を続けながら体調管理を支える方法として考えましょう。

クッシング症候群で食事を見直す必要がある理由

クッシング症候群の犬は、食欲が強くなって食べる量が増えたり、体重や筋肉量に変化が見られたりすることがあります。

そのため、これまでと同じ量を与え続けるのではなく、体重や食欲の変化を見ながら、愛犬の状態に合った食事量や内容になっているか確認することが大切です。

体重が増え続ける場合や、しっかり食べているのに体重や筋肉が落ちている場合は、自己判断で食事を大きく変えず、獣医師に相談しながら調整しましょう。

食事だけでは治らないが体調管理を支えられる

クッシング症候群は、食事を変えるだけで治せる病気ではないため、動物病院で指示された治療を続けることが基本です。

そのうえで、毎日の食事量を整え、体重や食欲の変化に合わせて内容を見直すことで、治療中の体調管理にもつながります。

食事だけで改善しようとせず、治療を続けながら愛犬の状態に合った食事を取り入れていきましょう。

クッシング症候群の犬の食事で意識したいポイント

クッシング症候群の犬の食事では、脂肪の量だけでなく、たんぱく質や食物繊維の取り入れ方にも目を向けることが大切です。

ここでは、毎日の食事で確認したい4つのポイントを順に説明します。

低脂肪の食事を心がける

クッシング症候群の犬では、脂肪を必要以上に摂りすぎないよう、低脂肪を意識した食事を選ぶことが大切です。

フードを選ぶときはパッケージに記載された脂質量を確認し、脂肪分の多い食材やおやつを追加しすぎないようにしましょう。

現在の食事から低脂肪のものへ変更する場合は、一度にすべて切り替えず、愛犬の食欲や便の状態などを見ながら少しずつ進めてください。

低脂肪のドッグフードへ変更する場合は、急に切り替えると食べなくなったり便がゆるくなったりすることがあります。切り替え方に迷う場合は、少しずつ変更する方法も確認しておきましょう。
▶ドッグフードの切り替えに失敗する原因は?食べない・下痢になるときの対処法を解説

良質なたんぱく質を適量取り入れる

筋肉量を保つためには、毎日の食事から必要なたんぱく質をきちんと摂ることも大切です。

ただし、必要な量は体重や年齢、健康状態によって異なるため、自己判断で高たんぱくな食事に変えるのではなく、まずは主食となるフードの栄養成分を確認しましょう。

どのくらいの量が適しているか迷う場合は、獣医師に相談しながら愛犬の状態に合わせて調整すると安心です。

食物繊維を適度に取り入れる

食物繊維も、愛犬の状態に合わせて毎日の食事に適度に取り入れていきましょう。

食物繊維を含むフードを選ぶときは、パッケージの成分表示や給与量を確認し、まずは決められた1日量を目安に与えます。

急に食物繊維の量を増やすと便の状態が変わることもあるため、便の硬さや回数を見ながら無理のない範囲で調整してください。

食べ過ぎを防ぎ適正体重を維持する

食欲が強くなっている場合でも、欲しがるたびにフードやおやつを追加していると、1日の摂取量が増えて体重が増えやすくなります。

1日に与えるフードはあらかじめ計量し、食事回数に合わせて分けておくと、与えすぎを防ぎながら管理しやすくなります。

体重も定期的に確認し、増加が続いている場合は極端に食事量を減らさず、獣医師に相談しながら適切な量へ調整しましょう。

食欲が強く、適正な食事量が分からない場合は、愛犬の体重に合ったドッグフードの給与量を確認する方法も知っておくと調整しやすくなります。
▶ドッグフードの量はどう決める?体重別の計算方法や適量の確認方法を解説

クッシング症候群の犬におすすめの手作りレシピ

クッシング症候群の犬に手作り食を取り入れる場合は、脂肪の少ない食材を選び、必要な栄養が偏らないようにすることが大切です。

ただし、必要な栄養量は犬の体重や治療状況によって異なるため、主食として続ける場合は獣医師に相談しながら調整しましょう。

鶏むね肉と野菜のやわらか煮

皮を取り除いた鶏むね肉を食べやすい大きさに切り、細かく刻んだ野菜と一緒に水でやわらかくなるまで煮込みます。

油や塩などの調味料は加えず、鶏肉の中心までしっかり火が通っていることを確認しましょう。

十分に粗熱を取ったら、愛犬が食べやすい大きさにつぶしてから与えてください。

白身魚と野菜のおじや

骨と皮を取り除いた白身魚と細かく刻んだ野菜を、ご飯と水と一緒にやわらかくなるまで煮込めば、食べやすいおじやに仕上がります。

油や塩、だしなどで味付けする必要はなく、白身魚の中心までしっかり加熱しましょう。

全体がやわらかくなったら粗熱を取り、魚の骨が残っていないことをもう一度確認してから与えてください。

豆腐と鶏ささみのヘルシーレシピ

鶏ささみを細かく切って中心までしっかり加熱し、水気を切った豆腐と混ぜ合わせます。

油や塩などの調味料は使わず、ささみと豆腐を愛犬が食べやすい大きさになるまでほぐしてあげましょう。

十分に粗熱が取れていることを確認したうえで、愛犬の体重や普段の食事量に合わせて量を調整してください。

クッシング症候群の犬が避けたい食材と食事

クッシング症候群の犬では、毎日の食事内容だけでなく、避けたい食材やおやつの量にも注意が必要です。

ここでは、食事管理をするうえで特に注意したい食材と与え方について説明します。

脂肪分の多い食材

脂肪分の多い食材を日常的に与えていると、1日の摂取カロリーが増えやすくなるため注意が必要です。

肉を使う場合は脂身や皮など脂肪の多い部分を取り除き、調理するときもできるだけ油を加えないようにしましょう。

市販のフードや食品を選ぶときも、パッケージの成分表示を確認し、脂質量を比べながら選ぶことが大切です。

塩分や味付けの濃い食べ物

塩や調味料で味付けされた食べ物はできるだけ避け、愛犬には味付けをしていないものを与えるようにしましょう。

人用の料理から取り分ける場合は、味付けをした後ではなく、塩や調味料を加える前に愛犬の分を分けておくと安心です。

市販品を与えるときも原材料や成分表示を確認し、塩分の多い食品を追加しすぎないようにしてください。

おやつの与え過ぎに注意する

食欲が強くなっていても、欲しがるたびにおやつを与えていると、1日の摂取カロリーが増えて体重増加につながることがあります。

おやつを与える場合は、その分も含めて1日の食事量を考え、主食とは別に何度も追加しないようにしましょう。

家族みんなでお世話をしている場合は、その日に与えたおやつの量を共有しておくと、知らないうちに与え過ぎてしまうのを防ぎやすくなります。

手作り食と療法食はどう使い分ける?

クッシング症候群の犬の食事では、手作り食と市販の療法食のどちらが適しているのか迷うことがあります。

愛犬の体重や体調、治療内容を確認しながら、獣医師と相談して食事内容を調整することが大切です。

手作り食だけで続けてもよい?

手作り食だけを長く続ける場合は、必要なエネルギーやたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが不足したり、偏ったりしないよう注意が必要です。

肉や魚、野菜をバランスよく組み合わせたつもりでも、それだけで犬に必要な栄養を過不足なく補えるとは限りません。

毎日の主食として手作り食を続けたい場合は、愛犬の体重や治療状況も踏まえ、どのような食材をどのくらい与えるとよいのか獣医師に相談しましょう。

手作り食だけでは栄養バランスの調整が難しいため、市販のドッグフードと手作り食を併用したい場合は、与える割合や食事量の考え方も確認しておきましょう。
▶ドッグフードと手作りごはんは併用できる?割合や与え方のポイントを解説

市販療法食を選ぶケース

クッシング症候群に加えてほかの病気がある場合や、検査結果から特定の栄養成分を調整したほうがよい場合には、市販の療法食が選ばれることがあります。

療法食はそれぞれの病気や状態に合わせて栄養成分が調整されているため、自己判断で選んだり、別の商品へ切り替えたりするのは避けましょう。

療法食を取り入れる場合は、獣医師に適した種類や1日の給与量を確認したうえで与えてください。

食事内容は獣医師と相談しながら調整する

毎日の食事は、愛犬の体重や食欲だけでなく、検査結果や治療内容なども確認しながら、獣医師と相談して調整していくことが大切です。

受診するときは、現在与えているフードや手作り食の内容、1日の食事量、おやつの種類や量まで具体的に伝えておくと、食事内容を見直す際の参考になります。

体重や食欲に変化が見られたときも、自己判断で食事量を大きく増減させず、愛犬の状態に合わせた変更方法を獣医師に確認しましょう。

まとめ

犬のクッシング症候群では、治療を続けながら、体重や食欲に合わせて毎日の食事を整えることが大切です。

低脂肪を意識しつつ、必要なたんぱく質や食物繊維を取り入れ、おやつの与え過ぎにも注意しましょう。

手作り食を続ける場合は栄養が偏ることもあるため、自己判断で食事を大きく変えず、獣医師に相談しながら愛犬に合った内容や量を調整していきましょう。

-犬用フード・おやつ
-, , , ,