はじめに
「犬が床に頭を擦りつけるのはなぜ?」
「何度も同じ動きをしているけれど、かゆみや病気が隠れていない?」と気になっていませんか。
くつろいでいた犬が突然カーペットやフローリングに頭や顔を擦りつけたり、散歩や食事のあとに何度も繰り返したりすると、いつもの仕草として見守ってよいのか迷いますよね。
この記事では、犬が床に頭を擦りつける主な理由から、注意して確認したい変化、動物病院への受診を考えたいサインまで紹介します。
犬が床に頭を擦りつける理由とは?
犬が床に頭を擦りつける行動には、床のニオイや感触を確かめている場合や、擦ること自体を気持ちよく感じてリラックスしている場合があります。
ここでは、犬が床に頭を擦りつける主な理由を、それぞれの様子とあわせて説明します。
気になるニオイや感触を確認している
犬は床に気になるニオイが残っていると、鼻を近づけたり、頭や顔を床につけたりして確かめることがあります。
また、床の硬さや凹凸などの感触が気になり、頭を擦ることもあります。
特定の場所で数回擦ったあとに離れ、普段どおり過ごしている場合は、ニオイや感触を確認していると考えられます。
気持ちよく感じてリラックスしている
床に頭を擦りつける刺激を心地よく感じ、リラックスしながら繰り返す犬もいます。
体を横に倒して頭をつけたり、ゆっくり顔を左右に擦ったりすることがあります。
擦ったあとも落ち着いて寝転がっている場合は、その感触を楽しんでいると考えられます。
顔や頭まわりの違和感を和らげようとしている
顔や頭まわりに違和感があると、気になる部分を床に押し当てて擦ることがあります。
同じ側を繰り返し擦ったり、その後も気にしたりする場合は、違和感を和らげようとしている可能性があります。
いつもより回数が増えている場合は、どの部分を擦っているか確認してみましょう。
かゆみや不快感があり擦っている場合がある
顔や頭まわりにかゆみや不快感があり、床に擦りつけている場合もあります。
短時間に何度も擦る、強く押しつける、前足でも顔をかくといった様子が続く場合は注意が必要です。
擦っている部分に赤みや傷などがないか確認してあげましょう。
犬が床に頭を擦りつけても問題ないケース
犬が床に頭を擦りつけていても、必ずしも体の異常があるとは限りません。
ここでは、犬が床に頭を擦りつけても問題ないと考えられるケースを説明します。
たまに行い普段と変わらない様子なら様子を見る
犬が床に頭を擦りつけることがたまにある程度で、食欲や元気に変化がなければ、基本的には様子を見てもよいでしょう。
擦る時間が短く、終わった後もいつもどおり過ごしているか確認します。
回数や擦り方に変化がなければ、過度に心配する必要はありません。
擦った後に落ち着いているなら問題ないことが多い
床に頭を擦った後、すぐにやめて落ち着いている場合は、問題ないことが多いでしょう。
そのまま横になったり、普段の行動に戻ったりしているか確認します。
何度も頭を押しつける様子がなく、いつもと変わらなければ経過を見てもよいでしょう。
注意したほうがいい犬の床への擦りつけ方
犬が床に頭を擦りつける回数が急に増えたり、何度も繰り返したりする場合は、普段の仕草として済ませず体に変化がないか確認することが大切です。
ここでは、犬が床に頭を擦りつけるときに注意したい具体的な様子を説明します。
何度も繰り返す場合は体の異変を確認する
犬が短時間に何度も床へ頭を擦りつけたり、やめてもすぐに繰り返したりする場合は、頭や顔まわりに異変がないか確認しましょう。
特に、これまで見られなかった行動が急に増えた場合は注意が必要です。
どの部分を擦っているのか、触ったときに嫌がる場所がないかを見てあげてください。
赤みやかゆみなど皮膚の変化がある場合は注意する
頭を擦っている部分に赤みや脱毛がある、前足で何度もかいている場合は、皮膚にかゆみがある可能性があります。
繰り返し擦ることで、赤みや傷が悪化することもあります。
毛をかき分け、擦っている部分の皮膚に変化がないか確認しましょう。
目や耳を気にする様子がある場合は確認する
頭を擦るだけでなく、前足で目を触ったり耳を何度もかいたりする場合は、目や耳に不快感がある可能性があります。
片側の顔だけを擦る、頭を振るといった様子にも注意しましょう。
目の充血や涙、耳の赤みなど、普段と違う変化がないか確認することが大切です。
犬が床に頭を擦りつけるときの確認ポイント
犬が床に頭を擦りつけているときは、擦る行動だけを見るのではなく、いつ・どこを擦っているのかまで確認することが大切です。
ここでは、犬が床に頭を擦りつけたときにチェックしたいポイントを説明します。
いつ擦っているかを確認する
犬が床に頭を擦りつけたときは、食後や散歩後など、どのタイミングで行っているかを見ておきましょう。
毎回同じ場面なのか、時間帯に関係なく繰り返しているのかも大切なポイントです。
擦る前に何をしていたかまで振り返ると、行動のきっかけを見つけやすくなります。
どの場所を擦っているかを見る
犬が頭を擦っているときは、顔の左右や耳の周辺など、どの部分を床に当てているか確認しましょう。
毎回同じ側を擦っている場合は、左右どちらなのかも見ておきます。
頭全体ではなく、一部分だけを繰り返し擦っていないかも大切なポイントです。
他の症状が出ていないか確認する
頭を擦る行動とあわせて、顔や耳の赤みや腫れ、涙などが出ていないか確認しましょう。
前足で顔を何度もかく、耳を繰り返し気にするといった仕草にも注意します。
普段と違う症状がある場合は、いつから続いているのかも見ておくことが大切です。
まとめ
犬が床に頭を擦りつけるのは、ニオイや感触を確かめたり、擦る刺激を楽しんでいたりすることがあります。
たまに見られる程度で、その後も普段どおり過ごしているなら、様子を見てもよいでしょう。
一方、何度も繰り返す、同じ場所ばかり擦る、顔や耳を気にするといった場合は注意が必要です。赤みや傷、目や耳の変化がないか確認してあげてください。
普段との違いを見ながら、気になる行動や症状が続く場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。