目次
はじめに
「犬が鼻先で手や体をくいくい押してくるのはどうして?」
「何度も鼻を押しつけてくるけれど、何か伝えたいことがあるの?」と気になっていませんか。
ソファでくつろいでいるときや犬のそばに座ったとき、鼻先で腕や手を何度も押されると、甘えているのか、遊んでほしいのか、それとも不調のサインなのか迷いますよね。
この記事では、犬が鼻でくいくいしてくる理由やそのときの気持ち、飼い主さんの対応方法、心配したほうがよいケースについて、順を追って説明していきます。
犬が鼻でくいくいしてくるのはなぜ?
犬が飼い主の手や足、体に鼻先を当ててくいくいと押してくるときは、その行動で自分の気持ちや要求を伝えようとしていることがあります。
ここでは、犬が鼻でくいくいしてくるときに考えられる主な意味について説明します。
甘えたい・構ってほしい気持ちを伝えている
犬が飼い主の手や足を鼻で何度も押す場合は、撫でてほしい、そばにいてほしいと甘えていることがあります。
鼻で押しながら見つめたり、体を寄せたりする場合は、飼い主との触れ合いを求めている可能性が高いでしょう。
何かをお願いしたい・おねだりしている
鼻でくいくいと押す行動は、飼い主に何かをしてほしいと伝えるために見せることもあります。
鼻で押したあとにおもちゃや食べ物のある場所へ移動したり、飼い主と目的の場所を交互に見たりする場合は、遊びや食事などをお願いしている可能性があります。
匂いを付けて安心したいこともある
犬は嗅覚を使って相手の情報を確認するため、飼い主に鼻を近づけて匂いを確かめることがあります。
鼻や顔を押し付けたあとも体を寄せて落ち着いている場合は、飼い主の匂いを感じることで安心しているのかもしれません。
犬が鼻でくいくいする状況別の意味
犬が鼻でくいくいする行動は、いつ見られるかによって考えられる気持ちや目的が異なります。
ここでは、犬が鼻でくいくいする状況ごとに考えられる意味について説明します。
飼い主に鼻でくいくいするとき
犬が飼い主の手や足、体を鼻でくいくいと押す場合は、自分に注目してほしい気持ちを伝えていることがあります。
押したあとに顔を見つめたり、体を寄せたりする場合は、構ってほしい、そばにいてほしいと思っているのかもしれません。
ご飯の前後に鼻でくいくいするとき
ご飯の前に飼い主を鼻で押し、フードや食器の方向を見る場合は、早く食べたいと伝えていることがあります。
食後も食器のそばを離れず同じ行動をする場合は、もう少し食べたいとおねだりしている可能性があります。
撫でているときに鼻でくいくいするとき
撫でている途中で犬が鼻先を手に押し付けてくる場合は、もう少し撫でてほしいと伝えていることがあります。
手を止めたときに鼻で押したり、体を寄せたりするようであれば、飼い主との触れ合いを続けたいのでしょう。
犬が鼻でくいくいするときに心配しなくてよいケース
犬が鼻でくいくいしていても、普段と変わらず元気に過ごし、ご飯もしっかり食べている場合は、すぐに心配する必要がないこともあります。
ここでは、犬が鼻でくいくいしていても心配しなくてよいケースについて説明します。
普段どおり元気や食欲がある
鼻でくいくいする行動が見られても、いつもどおり元気に過ごし、普段と同じようにご飯を食べている場合は、すぐに心配する必要はないでしょう。
水分摂取や排泄にも変化がなければ、その後の様子を見ながら過ごして問題ない場合があります。
一時的なコミュニケーションとして見られる
飼い主に近づいたときだけ鼻で数回押し、その後いつもの行動に戻る場合は、コミュニケーションのひとつと考えられます。
撫でてもらうと落ち着き、その後も鼻を気にする様子がなければ、過度に心配する必要はないでしょう。
犬が鼻でくいくいするときに受診を考えたいケース
犬が鼻でくいくいするだけでなく、何度も鼻を気にしたり、触られるのを嫌がったりする場合は、鼻に違和感や痛みがないか確認する必要があります。
ここでは、犬が鼻でくいくいするときに受診を考えたいケースについて説明します。
鼻を頻繁に気にする・痛がる様子がある
鼻でくいくいするだけでなく、前足で何度も鼻をこすったり、床や家具に鼻を押し付けたりする場合は注意が必要です。
鼻の周りに触れようとすると嫌がる、鳴く、逃げるなどの様子が見られる場合は、痛みや違和感がある可能性があるため、動物病院への相談を検討しましょう。
元気がない・食欲不振などほかの症状もある
鼻を気にする様子に加えて、普段より元気がない、ご飯をほとんど食べない、散歩や遊びに反応しないといった変化がある場合は注意が必要です。
元気や食欲の低下が続いている場合は、鼻の様子だけでなく全身の状態も確認し、早めに動物病院へ相談しましょう。
犬が鼻でくいくいしてきたときの対応
犬が鼻でくいくいしてきたときは、すぐに要求へ応えるのではなく、その前後の状況や犬の様子を確認することが大切です。
ここでは、犬の気持ちを状況から判断する方法と、要求を通しすぎない対応について説明します。
犬が伝えたい気持ちを状況から判断する
犬が鼻でくいくいしてきたら、直前に何をしていたか、押したあとにどこを見るかを確認してみましょう。
食事の時間が近い、おもちゃのある場所へ移動するなど、前後の行動も合わせて見ると、犬が何を求めているのか判断しやすくなります。
求ばかり通さず自然に対応する
鼻で押されるたびに食べ物を与えたり遊んだりすると、「鼻で押せば応えてもらえる」と覚えることがあります。
すぐに要求に応じるのではなく、犬が落ち着いてから食事や遊びを始めるなど、普段のペースを大切にしながら対応しましょう。
まとめ
犬が鼻でくいくいする行動には、甘えたい、構ってほしい、何かをお願いしたいといった気持ちが表れていることがあります。
鼻で押したあとの視線や行動も合わせて確認すると、犬の気持ちを判断しやすくなるでしょう。
普段どおり元気や食欲があれば様子を見られる場合がありますが、何度も鼻をこする、触ると嫌がる、元気や食欲が低下している場合は、動物病院への相談を検討してください。
また、鼻で押すたびに要求に応えるのではなく、犬が落ち着いてから対応することも大切です。