目次
はじめに
「犬が脾臓の摘出手術を受けたあと、どのくらいで元気になるの?」
「退院してから散歩や普段の生活に戻すタイミングはいつ?」と気になっていませんか。
手術を終えて自宅に戻っても、いつもより寝ている時間が長かったり、食欲が十分に戻っていなかったりすると、順調に回復している途中なのか、動物病院へ相談したほうがよい状態なのか迷うこともありますよね。
この記事では、脾臓摘出後の回復期間の目安や術後の経過、自宅での過ごし方、動物病院へ相談したい変化について整理します。
犬の脾臓摘出後の回復期間は?

犬の脾臓摘出後は、傷口が落ち着くまでの1~2週間程度が回復期間のひとつの目安です。
また、散歩や普段どおりの生活へ戻せる時期にも個体差があるため、獣医師の指示に沿って段階的に活動量を戻していきましょう。
退院までの日数は手術前後の状態によって異なる
脾臓摘出後の入院期間は、手術前の体調や術後の回復状態によって異なります。
食事や水分が取れているか、自力で歩けるかなどを確認し、自宅で過ごせる状態になってから退院します。
出血や貧血などがみられる場合は、経過観察のため入院が長くなることもあります。
傷口が落ち着くまでは1~2週間程度の安静が必要
脾臓摘出後は、傷口が落ち着くまで1~2週間程度を目安に安静に過ごします。
走ったりジャンプしたりすると傷口に負担がかかるため、激しい動きは控えましょう。
散歩や室内での活動も、獣医師の指示に合わせて少しずつ再開します。
普段どおりの生活に戻れる時期には個体差がある
普段どおりの生活に戻れる時期は、傷口や体調の回復具合によって異なります。
1~2週間が経過しても、すべての犬が同じように散歩や運動を再開できるとは限りません。
食欲や元気、傷口の状態を確認しながら、獣医師と相談して少しずつ活動量を戻していきましょう。
犬の脾臓摘出後はどう回復する?手術後の経過
犬の脾臓摘出後は、手術当日から数日は食欲や元気が落ちることがあり、退院後もしばらくは安静にして過ごします。
術後2週間以降も回復の速さには個体差があるため、獣医師の指示と犬の体調に合わせて普段の生活へ戻していきましょう。
手術当日~数日は食欲や元気が低下することがある
脾臓摘出手術の当日から数日は、麻酔や手術の影響で食欲や元気が低下することがあります。
食事を残したり、普段より横になっている時間が長くなったりするため、退院後も回復の様子を見守ります。
数日たっても食欲や元気が戻らない場合は、動物病院へ相談しましょう。
退院後~1週間は安静にして傷口と体調を確認する
退院後から1週間程度は、走ったりジャンプしたりする動きを控え、できるだけ安静に過ごします。
傷口に赤みや腫れ、出血がないか確認しながら、食欲や元気の変化にも気を配りましょう。
気になる変化がみられた場合は、早めに動物病院へ相談します。
術後1~2週間は再診を受けながら徐々に活動を戻す
術後1~2週間は、獣医師が指定した日に再診を受け、傷口や体調の回復状態を確認します。
経過に問題がなければ、獣医師の指示に従って散歩などを少しずつ再開します。
一度に元の活動量へ戻さず、愛犬の様子を見ながら徐々に増やしていきましょう。
術後2週間以降は体調を見ながら普段の生活へ戻していく
術後2週間以降は、傷口や体調の回復を見ながら普段の生活へ戻していきます。
ただし、回復の速さには個体差があるため、2週間たったからといって無理に活動量を戻す必要はありません。
獣医師と相談しながら、愛犬のペースに合わせて散歩や運動を増やしていきましょう。
犬の脾臓摘出後に自宅で気をつけたい過ごし方
犬の脾臓摘出後は、退院してからも傷口が落ち着くまでは運動量や食事、投薬の管理が必要です。
処方された薬も自己判断で減らしたり中止したりせず、獣医師から指示された量と回数を守って与えましょう。
散歩は短時間から始めて激しい運動やジャンプを避ける
退院後の散歩は、獣医師の許可を得て短時間から始めます。
傷口が落ち着くまでは、走ったりジャンプしたりする腹部に負担のかかる動きは控えましょう。
愛犬の体調を見ながら、散歩の時間や距離を少しずつ戻していきます。
傷口を舐めさせず赤み・腫れ・出血がないか確認する
退院後は傷口を舐めないように気をつけながら、赤みや腫れ、出血がないか毎日確認します。
傷口の状態が悪化しているように見える場合は、そのまま様子を見続けず動物病院へ相談しましょう。
食事は獣医師の指示に従い食欲や嘔吐の有無を確認する
退院後の食事は、獣医師から指示された内容や量に従って与えます。
どのくらい食べられているか、食後に嘔吐していないかも確認しましょう。
食欲が戻らない場合や嘔吐がみられる場合は、動物病院へ相談します。
処方された薬は自己判断で中止せず指示どおり与える
退院時に処方された薬は、獣医師から指示された量や回数を守って与えます。
体調がよくなったように見えても、自己判断で薬を減らしたり途中で中止したりせず、変更したい場合は事前に動物病院へ確認しましょう。
犬の脾臓摘出後の回復に時間がかかることがあるケース
犬の脾臓摘出後の回復期間はすべての犬で同じではなく、手術前の体調や年齢、持病などによって長くなることがあります。
摘出した脾臓の病理検査の結果によって追加の検査や治療が必要になる場合もあるため、退院後は獣医師の指示に沿って経過を確認しましょう。
手術前に出血や貧血があると体力の回復が遅れることがある
手術前に脾臓からの出血や貧血があった犬は、脾臓摘出後も体力が戻るまで時間がかかることがあります。
手術後すぐに元気が戻らない場合もあるため、血液検査などで貧血の状態を確認しながら回復を見守ります。
年齢や持病によって回復のスピードは異なる
脾臓摘出後の回復のスピードは、犬の年齢や持病によって異なります。
高齢の犬や持病がある犬では、食欲や活動量が元に戻るまで時間がかかることもあります。
獣医師と相談しながら、愛犬のペースに合わせて回復の様子を見ていきましょう。
病理検査の結果によっては術後に追加治療が必要になる
摘出した脾臓は病理検査を行い、腫瘤などの性質を詳しく調べます。
検査結果によっては、手術後も追加の検査や治療が必要になることがあります。
結果が出たら獣医師から説明を受け、今後の治療について確認しましょう。
犬の脾臓摘出後に動物病院へ相談・受診したい症状
犬の脾臓摘出後は、回復途中に食欲や元気が一時的に落ちることがありますが、症状が続く場合は動物病院への相談が必要です。
呼吸が苦しそう、立てないほどぐったりするなど急な体調変化が見られた場合は、様子を見続けず速やかに動物病院へ連絡してください。
食欲や元気が戻らない・嘔吐が続いている
脾臓摘出後は一時的に食欲や元気が落ちることがありますが、退院後もほとんど食べない、元気が戻らない状態が続く場合は動物病院へ相談します。
嘔吐を繰り返している場合も様子を見続けず、症状や回数を伝えて獣医師の指示を受けましょう。
傷口の赤み・腫れ・出血・滲出液が増えている
退院後は傷口を毎日確認し、赤みや腫れ、出血、滲出液が増えていないか注意して見ておきます。
前日より赤みや腫れが広がるなど、傷口に気になる変化がみられた場合は動物病院へ相談しましょう。
呼吸が苦しそう・ぐったりするなど急な体調変化がある
脾臓摘出後に呼吸が苦しそうになる、立てないほどぐったりするなど、急な体調変化がみられた場合は速やかに動物病院へ連絡します。
症状が落ち着くまで自宅で様子を見続けず、現在の状態を伝えて受診について指示を受けましょう。
まとめ
犬の脾臓摘出後は、傷口が落ち着くまでの1~2週間程度が回復期間のひとつの目安ですが、手術前の体調や年齢、持病などによって回復の速さは異なります。
退院後は激しい運動やジャンプを避け、傷口の状態や食欲、元気、嘔吐の有無を毎日確認しながら、獣医師の指示に従って散歩や日常の活動を段階的に戻していきましょう。
手術前に出血や貧血があった場合や、病理検査で追加治療が必要と判断された場合は、回復に時間がかかることもあります。
食欲や元気が戻らない、傷口の赤み・腫れ・出血が増える、呼吸が苦しそう、立てないほどぐったりするといった変化がある場合は、様子を見続けず動物病院へ相談・受診してください。