目次
はじめに
「犬が膵炎と診断されて療法食をすすめられたけれど、ロイヤルカナンとヒルズのどちらを選べばいい?」
「同じ低脂肪の療法食でも、愛犬に合うものはどう判断したらいい?」と迷っていませんか。
動物病院で療法食を紹介されても、商品名や成分表示を見比べるだけでは、何を基準に決めればよいのか分からなくなりますよね。
この記事では、ロイヤルカナンとヒルズの療法食を選ぶ際に確認したいポイントや、愛犬に合うか判断するときの考え方を順を追って説明していきます。
犬の膵炎で食事療法が必要になる理由は?
犬の膵炎では、膵臓への負担を抑えるために食事内容を見直すことがあります。
食事療法の内容は症状や治療経過によって異なるため、自己判断で変更せず、獣医師の指示を確認しながら進める必要があります。
膵炎の犬では低脂肪の食事管理が重要になる
膵炎の犬では、膵臓への負担をできるだけ抑えるため、脂肪の少ない食事を選ぶことが大切です。
治療中は低脂肪の療法食などで食事管理を行うこともあるため、普段のフードやおやつに含まれる脂肪量にも気を配りましょう。
フードを選ぶときはパッケージの成分表示を確認し、脂肪の多いものを避けることが基本です。
食事療法は獣医師の指示を確認しながら進めることが大切
膵炎の食事療法は、症状や治療の経過によって適した内容が異なるため、自己判断でフードの種類や量を変えないようにしましょう。
療法食を与えている場合は、1日の量や食事回数など、獣医師から受けた指示に沿って続けることが大切です。
フードを変更したいときも、まずは獣医師に相談し、愛犬の状態に合った方法で進めていきましょう。
膵炎の犬の食事療法でロイヤルカナンやヒルズを選ぶポイント
膵炎の犬の療法食を選ぶときは、低脂肪であることだけでなく、愛犬の状態や食べやすさ、無理なく続けられるかを確認することが大切です。
ここでは、療法食を選ぶときに確認したいポイントと、ロイヤルカナンとヒルズの特徴を順番に解説します。
療法食は犬の状態や継続しやすさを考えて選ぶ
膵炎の犬の療法食は、低脂肪であることだけでなく、現在の症状や食欲、体重なども確認しながら選ぶことが大切です。
療法食がなかなか食べられない場合は必要な栄養を十分にとれないこともあるため、愛犬が食べやすく、毎日の食事として無理なく続けられるかも確認しましょう。
別の商品へ変更したいときは自己判断で急に切り替えず、獣医師に相談しながら愛犬の状態に合うものを選んでください。
ロイヤルカナンとヒルズは特徴を確認して判断する
ロイヤルカナンとヒルズの療法食は、商品によって脂肪量や原材料、カロリー、粒の形などに違いがあります。
そのため、メーカー名だけで決めるのではなく、成分表示を確認し、獣医師から指示された食事内容や給与量に合っているかを確認して選びましょう。
どちらが愛犬に合うか迷ったときは、症状や食欲、現在の治療内容を獣医師に伝えたうえで相談すると安心です。
ロイヤルカナンとヒルズの膵炎向け療法食の特徴
ロイヤルカナンとヒルズには、膵炎の犬の食事管理で検討される療法食があります。
ここでは、それぞれの特徴と、実際に与えたときの食いつきや体調変化を確認するポイントを順番に解説します。
ロイヤルカナンは低脂肪管理を目的とした療法食がある
ロイヤルカナンには「消化器サポート 低脂肪」があり、脂肪量を調整しながら、消化しやすさにも配慮して作られた食事療法食です。
ドライタイプは脂質5.0%以上、ウェットタイプは脂質0.7%以上となっているため、選ぶタイプによって成分値が異なることも確認しておきましょう。
ヒルズは消化器ケアを目的とした療法食がある
ヒルズには「i/d ローファット」があり、脂肪を抑えながら消化吸収にも配慮して作られた食事療法食です。
ドライタイプには消化しやすい原材料が使われているほか、腸内環境に配慮したアクティブバイオーム⁺テクノロジーも採用されています。
脂肪分は同社の「i/d 小粒」と比べて約40%減とされているため、低脂肪の食事を検討するときの選択肢のひとつです。
どちらが合うかは食いつきや体調変化も確認する
ロイヤルカナンとヒルズのどちらを選ぶ場合も、実際に与えながら食べる量や便の状態、嘔吐や下痢がないかを確認していきましょう。
食べる量が減ったり、嘔吐や下痢などの変化が見られたりしたときは、自己判断で別の商品へ切り替えず、まずは獣医師に相談することが大切です。
療法食は商品によって栄養設計が異なるため、食いつきだけで決めず、愛犬の体調も見ながら合うものを選んでいきましょう。
膵炎の犬が療法食を続けるために確認したいこと
膵炎の犬に療法食を与える場合は、フードを切り替える方法や食後の体調を確認しながら、無理なく続けることが大切です。
療法食を与えていても脂肪の多いおやつやトッピングを追加すると食事管理に影響するため、与えるものにも注意が必要です。
急なフード変更を避けて少しずつ切り替える
療法食へ変更するときは、現在のフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら、数日から1週間ほどかけて切り替えていきます。
急にすべてを変更すると食欲が落ちたり、便が軟らかくなったりすることもあるため、食べる量や便の状態を見ながら割合を調整しましょう。
切り替えの途中で体調に変化が見られた場合は、そのまま続けず獣医師に相談してください。
食欲や便などの変化を確認する
療法食を与え始めたら、毎食どのくらい食べているか、便の硬さや回数に変化がないかを確認しておきましょう。
食事を残す日が続いたり、軟便や下痢が見られたりする場合は、現在の療法食が愛犬の状態に合っているか確認が必要です。
気になる変化が続くときは自己判断で別のフードへ変更せず、獣医師に相談しましょう。
脂肪の多いおやつやトッピングに注意する
療法食で脂肪を抑えていても、脂肪の多いおやつやトッピングを加えると、1日に摂取する脂肪量が増えてしまうことがあります。
おやつなどを与えたい場合は原材料や脂肪量を確認し、療法食以外に口にするものも含めて管理することが大切です。
膵炎の治療中は、与えてもよい食品や量について獣医師に確認してから取り入れると安心です。
膵炎の犬が療法食を食べない場合の対応
膵炎の犬が療法食を食べないときは、食べない理由を確認しながら、無理に食べさせ続けないことが大切です。
食べない状態に加えて嘔吐や下痢、元気の低下などが見られる場合は、早めに動物病院へ相談する必要があります。
食べない理由を確認して無理に続けない
療法食を食べないときは、食欲そのものが落ちているのか、それともフードの味やにおい、粒の大きさなどが好みに合わないのかを確認してみましょう。
普段どおり食欲があるのに療法食だけを残す場合も、無理に同じフードを続けるのではなく、獣医師に相談しながら与え方やフードの変更を検討します。
食事を抜く状態が続くときは自己判断で別のものを与えず、どのように対応すればよいか獣医師に確認することが大切です。
体調変化がある場合は動物病院へ相談する
療法食を食べないだけでなく、嘔吐や下痢、元気がないなどの変化も見られる場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
特にほとんど食べられない状態が続いているときは、単なる好みの問題と考えず、現在の症状もあわせて獣医師に伝えることが大切です。
受診する際は、最後に食べた時間や量、嘔吐・下痢の回数などを伝えられるようにしておくと、診察にも役立ちます。
まとめ
犬の膵炎では、低脂肪を基本にしながら、愛犬の症状や食欲に合った療法食を選ぶことが大切です。
ロイヤルカナンやヒルズなど選択肢はいくつかありますが、メーカーだけで決めず、成分や食べやすさも確認して選びましょう。
療法食を始めたあとは、食欲や便、嘔吐など普段と違う変化がないか見守ってあげてください。
食べない状態が続いたり体調が気になったりするときは無理に続けず、獣医師と相談しながら愛犬に合った食事管理を続けていきましょう。