目次
はじめに
「犬が低血糖のような状態になったとき、ガムシロップを与えても大丈夫?」
「使える場合は、どのくらいの量をどうやって与えればいいの?」と不安になっていませんか。
愛犬が急にふらついたり、震えたり、ぐったりしたりして、手元にあるガムシロップで応急処置ができないか迷うこともありますよね。
この記事では、犬の低血糖にガムシロップを使えるケースや与える量の考え方、安全な応急処置の方法、すぐに動物病院へ相談したい状態について紹介します。
犬の低血糖にガムシロップは使える

犬に低血糖が疑われる症状がみられた場合、ガムシロップは糖分を補給するための応急処置として使えることがあります。
ここでは、低血糖時にガムシロップを使う考え方と、症状が改善したあとの受診について説明します。
ガムシロップは低血糖時の糖分補給として応急的に使える
犬にふらつきや震え、ぐったりするなど低血糖が疑われる症状がみられた場合、ガムシロップは応急的な糖分補給として使えることがあります。
糖分によって低下した血糖値を一時的に上げることが期待できますが、低血糖の原因そのものを治療するものではありません。
ガムシロップを与えて症状が改善しても動物病院を受診する
ガムシロップを与えてふらつきや震えが治まっても、低血糖の原因が残っていると再び症状が現れることがあります。
元気が戻った場合も動物病院を受診し、症状が出た時刻やガムシロップを与えた時刻、その後の変化を獣医師に伝えましょう。
犬の低血糖でガムシロップを与える量
犬の低血糖時にガムシロップを使う場合は、一度に大量を与えるのではなく、少量ずつ与えて状態を確認します。
ここでは、ガムシロップを与える量の考え方と、商品ごとの差に注意すべき理由を説明します。
ガムシロップは一度に大量ではなく少量ずつ与える
犬の低血糖時にガムシロップを使う場合は、一度に大量を与えず、犬の状態を確認しながら少量ずつ与えます。
まとめて口へ流し込むと飲み込みにくくなるため、きちんと飲み込める状態かを確認しながら与えましょう。
商品によって糖濃度や内容量が異なるため一律の量は決められない
ガムシロップは商品によって糖分の濃度や内容量が異なるため、犬の体重だけで「○kgなら○mL」と一律に決めることはできません。
使用する商品の内容量や栄養成分表示を確認し、どのくらいの糖質が含まれているかを把握しておきましょう。
犬が低血糖を起こしたときのガムシロップの与え方
犬にガムシロップを与える方法は、意識があるか、自分で舐めたり飲み込んだりできるかによって異なります。
ここでは、犬の状態に合わせたガムシロップの与え方を説明します。
意識があり自分で舐められる場合は少量ずつ与える
犬に意識があり、自分で舐めて飲み込める場合は、ガムシロップを一度に口へ入れず、少量ずつ舐めさせます。
きちんと飲み込めていることを確認しながら、むせないよう無理のない量を与えましょう。
飲み込めない場合は無理に流し込まず歯茎などに少量を塗る
犬が自分で飲み込めない場合は、ガムシロップを口の奥へ流し込まず、歯茎などに少量を塗ります。
液体を無理に飲ませると気管へ入るおそれがあるため、口を大きく開けて飲ませることは避けましょう。
けいれんや意識障害がある場合は誤嚥に注意して無理に飲ませない
けいれんしている場合や呼びかけへの反応がない場合は、ガムシロップを液体のまま無理に飲ませません。
正常に飲み込めず誤嚥するおそれがあるため、口の奥へ流し込まず、速やかに動物病院へ連絡しましょう。
ガムシロップを使った犬の低血糖の応急処置
犬に低血糖が疑われる場合は、ふらつきや震え、ぐったりするなどの症状を確認し、応急処置に使うガムシロップを用意します。
ここでは、症状の確認から糖分補給、動物病院への連絡までの流れを説明します。
低血糖が疑われる症状を確認してガムシロップを用意する
犬にふらつきや震え、ぐったりするなどの症状がみられたら、低血糖の可能性を考えてガムシロップを用意します。
まずは犬が立てるか、呼びかけに反応するかなど、現在の状態を落ち着いて確認しましょう。
犬の意識状態を確認して適切な方法で糖分を補給する
意識があり自分で舐められる場合は、ガムシロップを少量ずつ舐めさせます。
自分で飲み込めない場合は口の奥へ流し込まず、誤嚥に注意しながら歯茎などに少量を塗りましょう。
応急処置後は安静にして速やかに動物病院へ連絡する
応急処置後は犬を安静にさせ、ふらつきや震えが治まった場合でも速やかに動物病院へ連絡します。
低血糖の原因が残っていると再び症状が現れることがあるため、元気が戻ってもそのまま様子を見続けないようにしましょう。
犬の低血糖でガムシロップを使うときの注意点
犬の低血糖にガムシロップを使う場合は、糖分を補給することだけでなく、誤嚥や受診の遅れにも注意が必要です。
ここでは、ガムシロップを使う際の与え方や代用品、受診を急ぎたいケースについて説明します。
ガムシロップを口の奥へ流し込まない
ガムシロップを犬の口の奥へ直接流し込むと、うまく飲み込めず誤嚥するおそれがあります。
自分で舐められる場合は少量ずつ与え、飲み込めない場合は無理に飲ませず、歯茎などに少量を塗りましょう。
ガムシロップがない場合は砂糖水などを応急的に使用する
ガムシロップが手元にない場合は、砂糖を水に溶かした砂糖水などで応急的に糖分を補給する方法があります。
この場合も犬が自分で舐めたり飲み込んだりできるかを確認し、無理のない範囲で少量ずつ与えましょう。
症状が改善しない場合や繰り返す場合は受診を遅らせない
糖分を補給してもふらつきや震え、ぐったりする状態が改善しない場合は、自宅で様子を見続けず動物病院へ連絡します。
一度症状が治まっても再び現れる場合は原因が残っている可能性があるため、早めに受診しましょう。
まとめ
犬に低血糖が疑われる症状がみられた場合、ガムシロップは糖分を補給するための応急処置として使えることがあります。
ただし、商品によって糖分の濃度や内容量が異なるため、体重だけで一律の量を決めず、一度に大量を与えないことが大切です。
意識があり自分で舐められる場合は少量ずつ与え、飲み込めない場合は口の奥へ流し込まず、歯茎などに少量を塗って誤嚥を防ぎます。
糖分を補給して症状が改善しても低血糖の原因が解決したとは限らないため、症状が改善しない場合や繰り返す場合はもちろん、いったん元気が戻った場合も動物病院へ連絡して受診につなげましょう。